結婚式の費用、一体誰がいくら位負担するのか、彼や親、彼親と話し合いは済みましたか?
結婚式の費用を誰がいくら位負担するのかという話し合いは、結婚式を行う上で避けては通れない道です。

決して安くはない結婚式の費用です。
すんなり決まってくれたら良いのですが、地域による習慣の違いや、自分たちだけではなく親の価値観の違い、結婚式に対する思いの違いなど様々な理由でトラブルになる事も少なくありません。

そんな結婚式の費用に関するお金のトラブルを出来るだけ避けるために…
今回のWedding Tipsでは、結婚式の費用負担のよくあるパターンや、先輩カップルの実例をご紹介します。
これから結婚式の準備を始めるプレ花嫁の皆さま、是非参考にされてください!

結婚式の費用を決めるベストタイミングとは?

結婚式の費用の負担を誰がいくら位負担するのかという話し合いは、結婚式準備の中でも一番最初に行っておくべき話し合いです。

お金の話って、現実味があってなんだか話しにくいですよね。でも、この話をしっかり最初からしておかないと後でトラブルのもとになります。
なぜなら「普通こうだろう」という価値観が、多くの場合は両家によって違うからです。価値観の違いは地域における習慣の違いや、結婚式に向けたこだわりのポイントなど原因は様々。
だからこそしっかり話し合いをして、お互いの思いを知っておく必要があるのです。では、実際はどのような流れで結婚式の費用の負担を決めていくのでしょう。順を追ってご紹介します!

STEP1・新郎新婦で話し合う

自分たちの貯金額から、どのくらい結婚式の費用として捻出出来る金額があるのか。また、それまでに親からの結婚資金の援助の話しがあった場合は、それもお互いが把握しておくようにしましょう。

STEP2・自分たちの親にそれぞれお伺い

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自分たちの親にそれぞれ結婚式の費用について、ふたりの考えを相談します。また、この時点で相手方の親から結婚式の費用を一部援助などの申し出があれば、それも伝えるようにしましょう。

STEP3・結納(もしくは顔合せ)で最終決定

結納や食事会など両家の顔合せまでに、新郎新婦を通して両家の考えを揃えておきましょう。そして、改めて顔合せの場で最終的に結婚式の費用負担を決定します。

資金援助のことや、何をいくらそれぞれ負担するという話は、親同士が「初めまして」の場ではなかなか言い難いコト。だから、顔合せまでにお互いの思いを把握しておく必要があるんですよ。
そうすると顔合せの際に費用負担の話しをしても、スムーズに進みます♪

結婚式の費用 先輩カップルに多い3つの負担パターン

先輩カップルたちがどのようにして結婚式の費用負担を決めていたのかも気になるところですよね。私が実際にプランナーをしていたときに多かったパターンを3つご紹介します。

結婚式の費用負担パターン その1・両家で完全に折半

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結婚式に関わる費用の総額を半分で割って両家が負担するパターンです。
ざっくり半分にするので、計算がしやすいというメリットがある一方、招待人数に両家の間で差があった場合にはあまりおすすめ出来るパターンではありません。

なぜなら、表向きは折半で納得していた親御さんも、ホンネの部分では「うちの方が招待客少ないのに…」と思ってしまう場合も。当然といえば、当然です。
そのためこのパターンは、両家の招待客のバランスが同じ位な場合にはおすすめです。

結婚式の費用負担パターン その2・ゲストの人数で負担額を決める

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結婚式の費用を招待する人数で割って負担するパターンです。私が担当させて頂いたお客様の中には、このパターンが意外と多かったように思います。しかし、この考えは地域差もあり必ずしも「普通はこう」というパターンでもありません。

ただ「両家平等に」といえば「人数で割るのが一番平等になる」という考えからこのような費用負担になっていたお客様が多いようでした。

結婚式の費用負担パターン その3・新郎新婦必要なものはそれぞれ負担。それ以外は人数割り

パターン2の「人数割り」を更に、細かく「新郎さまに関わるもの(新郎の衣装など)」「花嫁さまに関わるもの(新婦衣装や美容など)」はそれぞれが負担し、更に「他のアイテムは全て人数割り」という、負担パターン。

確かにかなり両家平等になる結婚式費用の負担の仕方です。これは大きなメリット。
ただし多くの結婚式場では、1つの結婚式に対して1つの見積もりしか作ってくれません。つまり、自分たちでその詳細な計算をしないといけないというデメリットも。

【実例】先輩カップルはこうして結婚式の費用負担問題解決しました☆

ここでは、先輩カップルの例をご紹介しましょう!

実例1・【習慣は地域によって違うもの…】新郎側が全額負担をするのが当たり前!?

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結婚準備をはじめて改めて痛感する「習慣の違い」。それは、結婚式の費用負担でも同様です。「普通こうでしょ?」は、自分の「こう」であって、相手が必ず同じように思っているとは限りません。

この実例は、「結婚式の費用は全て新郎側が支払うのが当然」というお考えの新郎さま側ご両親の話。
新郎さまはとある地方出身。その地方では、新郎側が結婚式費用全般を支払うのが習慣でした。当然、新郎さまご両親もその考えに基づき結婚式の費用は負担するつもり。でも、花嫁さまご両親としては「娘の希望も叶えてやりたいから、せめて娘に掛かる費用くらいは持たせて欲しい」との希望。

結果的にこちらのご両家の場合は、このことで揉め事になってしまうと「お嫁に行く娘が後で苦労することになる…」と花嫁さまご両親が考えを変えられるということに。

このように両家の習慣の違いから、結婚式の費用負担をどちらがどの程度持つのかで話し合いが上手く進まないケースもあります。
この実例の場合は、花嫁さま側ご両親が考えを新郎側に合わせるようなカタチで解決しましたが、こうならないケースも少なくありません。

無理に相手の意見に合わせる必要はなくても、歩み寄る姿勢は大切です。相手の習慣も受け入れつつ、自分たちの希望も加味しながら話し合いをしましょう。

実例2・【あなどれない交通費…】結婚式以外の結婚式に関する費用があり過ぎる!

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この実例は、私自身の結婚式のときに掛かった費用の話です。主人が地方出身だったため、その地方から親戚一同総勢40名を招待することになりました。その交通費、実に120万円!

当時私は関西の結婚式場で勤めていました。主人側は「こんな機会がないと、みんなで旅行出来ないから」という理由で、関西での結婚式を快諾してくれたのですが…。交通費が私たちにとってかなりの負担に……。だからといって、結婚式を目的に来てくれるので、負担しない訳にもいきません。主人両親の意向もあり、40名分の「飛行機代」「ホテル宿泊代」「大型バス手配代」などは負担することになりました。その総額が120万円ということに。

最終的に結婚式の費用負担は、私の両親としては「新婦側の地方で結婚式してもらえるだけでもありがたい。」との考えから、結婚式費用の殆どを新婦である私側で持ちました。そして新郎側には、飛行機代やホテル代以外にも必要になった大型バス貸切代や観光に関わる費用など渡航に掛かる費用全てを負担してもらったのです。

この私自身の交通費負担の実例は、金額が大き過ぎるので極端な例ですが、交通費の話は遠方ゲストがいる結婚式なら必ず挙がる問題です。

基本的に結婚式に招待するゲストに掛かる交通費は、自分側のゲスト分はそれぞれで払うのがベターでしょう。

また交通費は往復なのか片道だけなのか、ホテル代も支払うべきなのか…。ということもポイントになります。プランナー時代、お客様からも「普通どうなんですか?」という質問をしょっちゅう頂いていました。

結論としては「普通」は、それぞれ両家の習慣によって違うものです。そのため、交通費をどの程度負担するべきかは、親御様と相談の上決定することが望ましいですよ。

実例3・【一生に一回の結婚式だから☆】花嫁のこだわりに合わせて気兼ねなく♪

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新郎新婦の間でも、結婚式に掛ける温度が必ずしも同じとは言えません。シンプルに挙げたい新郎さまとこだわりをたっぷりもって望みたい花嫁さま。そのため、もちろん結婚式に掛ける費用負担の考えにも温度差があります。

そこで、こちらのカップルの結婚式に関わる費用負担は、このように結論付けられました。

  1. 新郎さま側は新郎さまに必要なもの(衣装のみ)を。そして、花嫁さま側は花嫁に必要なもの(衣装・美容・ブーケ)を負担されました。
  2. 更には、新郎さまは不要と思ったけど、花嫁さまは欲しかった「スナップアルバム」「記録映像撮影」、豪華にしたかった「装花」などはこちらも花嫁さま側が負担。
  3. 1と2以外の費用は、ゲストの人数で割る

結婚式の準備を始めた当初は、ふたりとも結婚式にそこまでお金を掛けたくないという希望でした。しかし、準備が進むにつれ花嫁さまの希望がどんどん膨らむようになり…。少し険悪な雰囲気にもなりだしたのですが、こうして結婚式の費用負担を明確に分けることで、新郎新婦お2人だけではなく、ご両親もご納得の結果となりました。

ここまで細かく結婚式の費用負担を分けるのは少しドライな考えかもしれません。でも両家が納得の上で気兼ねなく、好きなカタチに出来るであれば、この考え方も充分にアリなのでは…?と笑顔いっぱいで楽しそうにお花の打ち合わせをする花嫁さまを見て思いました☆

実例4・【堅実に…】新郎新婦で結婚式貯金

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早くから結婚に向けて考えているカップルの中には、結婚式の費用を「結婚式貯金」として口座を開設し、堅実に貯金をしているカップルもいます。

この実例の場合、結婚式の費用は「結婚式貯金から補い不足分はお互いの貯金から」「親の援助は一切なし」「御祝儀はいくらもらえるかわからないので、もらった額を見て新婚旅行に充てる」というケースでした。

このように、両家が結婚式の費用をどう負担するのかという話が必要の無いカップルもいます。「結婚式に向けた貯金」という彼との共通の目標があると、お付き合いも前向きに考えられますよね。

結婚式の費用について、彼とじっくり話し合うコト!

結婚式の費用負担について、先輩カップルの実例を中心にご紹介しました。

結婚式の準備が始まると、何かとお付き合いのときには無かった問題に直面しがちです。特に、お金の問題は慎重に向き合いたいもの。習慣の違いとはいえ、考え方の違いであってどちらも間違った考えというワケではありません。
そこで大切になってくるのが、それぞれの意見を尊重しながら話し合いをするということ。相手の意見に耳を傾けながら、結婚式の費用を負担するにはどうすればベストなカタチになるのか、じっくり話し合ってくださいね。

 

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