そういえば、かれこれ1か月以上セックスしてない?このところお互い忙しかったから、仕方ないけれど…このままセックスレスになってしまう?そんな不安がよぎったりすることはありませんか?
結婚後のセックスレスの原因を知り、手遅れにならないための対策を探っていきましょう。

イタリアでも増える40歳以下のセックスレス

日本において、セックスレスは年々増加の傾向にあります。
最新の調査によると、セックスレスと回答した夫婦の割合はなんと47%を超えています。
セックスレスとは病気など特別な事情がないのに、1か月以上性交渉がない状態のカップルというように定義されています。

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かつては、結婚後10年以上経って子供が思春期にさしかかり、そのまま何となく夫婦の営みも減っていった…というパターンが多く見られました。
夫婦の年齢も40代以降が占め、狭い住宅事情が原因などと言われていましたが、今はあまり結婚年数には関係なく20代・30代のカップルにもその傾向が見られるようです。

Durex社の行った調査で比べてみても、日本は世界でも最もセックスの頻度が低い国となっています。
その調査でほぼ中央に位置している、ラテンの情熱豊かなイメージのイタリア。実はイタリアでもセックスレスは増加傾向にあります。
最近では40歳以下のカップルの30%近くがセックスレスの問題を抱えているという結果も出ているよう。また、結婚前後にも性交渉の全くない「白いカップル」と言われる割合は3%あるのだとか。イタリアでも、セックスレスが原因で離婚に至るケースは20%に達しています。
イタリア人の夫と結婚し現地に住んで15年の私ですが、新聞や雑誌、インターネットのフォーラムなどでも、専門家によるアドバイスをよく目にします。

日本では約半数がセックスレスとも言われている現代。身近なご友人や職場の同僚から「私たちレスなんだよね。」と言うのを、耳にした事がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
もはや、それはありふれたフレーズで、大した違和感さえ持たなくなってしまっている私たちがそこにいます。
でも実は、ここに危機感を持つがどうかがカップルとして絆を深めて行けるかの重要な分かれ道でもあるのです。

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結婚後にセックスレスになる原因

そもそもセックスレスになる原因って何なんでしょう。男女別にセックスレスになる原因についてご説明します。

女性の場合

女性側の大きな原因として、妊娠や出産を機に減って行き、子育ての忙しさや疲労の中でそれどころではなくなった、というケースはよく見られるようです。

結婚式や新婚旅行、新生活など、環境の変化による疲れから抵抗力が低下し、膀胱炎などの感染症になってしまうケースも多々あります。
セックス時に痛みを伴ってしまう場合、「したい!」という気持ちがなくなるのは当然。まずはその原因となっている症状を完治させることが先決です。

また、「まだ今は、絶対に妊娠したくない」という強い気持ちを持っていると、その恐怖感から、パートナーの誘いを断ってしまいがちです。
そういう場合は、確実な避妊を選ぶことが重要。一番有効だといわれているのがピルの服用です。
欧米では普及してすでに50年近くの実績を持つ、確実で信頼できる避妊法。男性の協力に頼らなくても良いので、より女性が主体性を持つことができる避妊法です。

他にも、結婚後のマリッジブルーも原因として挙げられます。
「本当にこれでよかったのだろうか?」というような感情に襲われ、何となくウツ的になっている状況です。そんな状態では、セックスをしたいとも思わず、しても楽しいはずがありません。

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最後に、そういう原因はないけれど…パートナーのやり方がワンパターンで刺激が感じられない、というケースもあるかもしれません。
確かにセックスがただのルーティンワークのようになってしまったら、単調で退屈なものになって、だんだんと遠のいてしまうのも自然なことです。

男性の場合

男性側からすれば、交際期間中とは違い、結婚後は「いつでもできる」という安心感が刺激を遠ざけることがあります。
他にも、結婚前には知らなかった女性の現実を見て性欲が湧かなくなることも。家でリラックスするときも、パートナーに見せる部分と見せない部分の区別は重要ですね。

新婚だからこそCHECK!結婚後セックスレスにつながるかも?な3つの要素

また女性の方が経験豊かな場合、それに対する男性側のコンプレックスがセックスを避ける原因となる事もあります。
相手に下手だと思われているのではないか?という思いが、セックスのたびに判決を下されるような恐怖になって尻込みしてしまうケースです。

そして、一番よくあるパターンとして、仕事でのストレスで心身ともに疲労しているというケース。
職場での人間関係やノルマによる緊張で、休日もなかなかプレッシャーをリセットできない状態では、性欲どころではありません。
他にもED(勃起不全)や、何らかの要因でウツ的であると、セックスレスになるのも言わば自然なことです。

セックスレスにならないために、覚えておきたい日常のヒント

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ここからはセックスレスにならないための日常の3つのヒントをお伝えしていきます。

セックスについて率直に話す

受け身にならず自分から関わっていくという姿勢はとても重要。セックスの回数が週に何度、月に何度が適当であるかの「正解」は、当然ながら存在しません。ちょうどいいセックスの頻度は、カップルによってそれぞれ違ってきますものね。
ひとりの人間でもその時置かれた状況によって、大きく変化するのは自然なことです。だからこそ、今の自分の希望を伝え、パートナーの願望を理解するため、フランクに話をすることは何よりも重要です。

どんな小さな疑問や不信感も放置しちゃだめ!

日常で感じる自分の思いを億劫がらずに相手に伝えましょう。
もちろんその過程で、相手に対する思いやりは必要です。そこで大きく傷ついてしまって心を閉ざしてしまい、セックスの話題が出来なくなってしまっては意味がありませんからね。
でも、相手が傷つくのを恐れるあまり何も言わないと言うのは、何の解決にもなりません。
逆に、率直に話し合うことが出来れば、お互いにとってよいセックスを構築していける可能性がグッと高まります。
セックスと言うのは、心と体すべてを駆使する最大のコミュニケーション。セックスについて話せないということは、他の部分でもコミュニケーション不全を起こす可能性が高くなるのです。
肝心なことは、ふたりのセックスについて恐れを抱かずに話すことです。お互いが相手任せにせず、伝える努力を惜しまないことを意識してみてください。

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出典 https://trunk-hotel.com/

今日から実践!欧米人流のアクティブなキスとスキンシップの活用

小さな子供やお年寄りに対しては、撫でたりさすったり自然にできるのに、日本は欧米と違って大人同士のスキンシップ文化がありません。
欧米の中でも特にボディタッチの多いイタリア。イタリアでも、セックスレスのカップルに対して専門家はスキンシップを積極的にするようアドバイスします。
小さな頃から自然にスキンシップができているイタリア人でさえ、セックスレスになったカップルは相手に優しく触れることもどこかぎこちなくなっているからです。

やっぱり大事!積極的にスキンシップしよう

具体的なスキンシップの手段としては、ハグもいいですが、欧米を見習ってぜひキスを多用したいもの。お出掛けのキスだけでなく、例えば椅子やソファに座っているパートナーの後ろからそっと抱きしめて、肩や首にキスするなどです。
唇と唇のキスにこだわらず、頭やオデコ、耳や腕など体のあらゆるところ、服の上からでもいいのです。肌に直接触れなくても、近くでちゅっと音をさせて、大好きよ♡というメッセージを伝えましょう。
欧米では、こういうキスは家でも外でも、子供や姑や舅の前でも自然にしています。実際目の前で見せられても微笑ましいもので、いやらしい感じはないものです。
無理に家の外でする必要もないですが、言葉での愛情表現が苦手な人にも、キスは簡単でとっても有効なジェスチャーですよね。

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ふたりで一緒にリラックスしよう。デートしよう。

週に1度は、日常の忙しさや心配事をリセットし、リラックスしたふたりだけの時間を持つように心がけるのも有効的。
欧米には、デートナイトといって、夫婦が家族や友人知人もしくはベビーシッターに子供を預けてデートを楽しむことという習慣があるんです。
夫婦水入らずでリラックス。一泊旅行など場所を変えるのは有効ですが、そう頻繁には時間が取れない場合もやっぱり多いはず。
そういうときは自宅で一緒にゆっくりお風呂に入る。そしてその後お気に入りのワインで乾杯するなど、一緒にいて心地よい時間を積極的に作りましょう。

結婚してからが、ふたりのセックスを充実させる本番

欧米では、子供の頃から両親が日常的に触れ合って言葉やキスで愛情を表すことを見て育ちます。そういう環境にない日本では、スキンシップは体の中に根付いている文化ではないため、触れ合うという感覚を比較的簡単に失ってしまいます。
パートナーとのスキンシップを意識していかなければ、夫婦仲は悪くないのに気が付いたらセックスレスだった…ということになりかねません。
それには日頃からの小さな努力とケアが肝心。お子さまが生まれても、お互いをパパとママと呼ばずに名前で呼び続ける、なんていうのも良いですね。
セックスとは、お互いの存在を丸ごと受け止め合うこと。そして、それを伝えるコミュニケーション。
セックスレスにならないように…ではなく、ふたりのセックスがより充実するように日常の細かいところも意識していきましょう♡

 

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