ゲストのみなさんからも注目を浴びるポイントの多い、お母さま。
挙式会場に入場した花嫁さまのベールをおろすセレモニー「ベールダウン」を行ったり、披露宴でお色直しのためにいったん会場を出られる花嫁さまや新郎さまをエスコートしたりと、ここぞという場面で出番が多いですよね。

そこで今回はWedding Tipsより、お母さまが結婚式で何を着るべきかお伝えいたします☆

 <ドレススタイリストが教える>何を着るべき?結婚式の母親の服装マナー で紹介している画像

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着物かドレスかどう選ぶ?大切な4つのポイント

母親が着る結婚式の服装は、着物(黒留袖)か洋装ドレスの2つの候補があります。
以下の4つのポイントを参考にして、まずは着物か洋装ドレス、どちらにするか決めていきましょう☆

ポイント1:挙式スタイル

神前式などの和婚であれば、会場の雰囲気や新郎新婦の衣裳に合わせて、やはり着物の方がおすすめです。

また、教会式であっても実際のところ、半数以上のお母さまが黒留袖を着ていらっしゃるのが現状です。
ですが近年、教会の雰囲気には洋装が合っているという理由から、ドレスを着るお母さまが増えているようです。

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ポイント2:会場の格式

歴史のある結婚式場であったり、格式の高いホテルが会場の場合は黒留袖がおすすめです。
黒のロングドレスでも良いですが、黒留袖の方が重厚感が増してより会場にふさわしい雰囲気になります。

屋外やレストランなどカジュアルな会場であれば、カラードレスで華やかに装うのも素敵ですね。
また、レストランは空間が狭く動きづらい、屋外には空調がないというのも、洋装の方がカバーできるかと思います。

ポイント3:ゲストの顔ぶれに合わせる

ご友人ばかりの結婚式であれば、堅苦しくなりすぎない洋装ドレスで華を添えても◎
ただし、カジュアルすぎる服装になってしまうと、ゲストが挨拶をしたくても「どれがお母さまだろう?」と迷ってしまう事もあるのでご注意を。

会社の上司が多かったり、ゲストの年齢層が高めの場合は、着物の方が無難かもしれません。年齢が高くなるほど「結婚式の母親の服装=黒留袖」と考える方が多いようです。

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ポイント4:お相手の母親の服装と合わせる

それぞれの意見が合えば問題ないのですが、万が一、和装か洋装か意向が異なってしまった場合は擦り合わせをしてどちらかに揃えた方がベターです。
両家で格に差がでない方が良いですし、お写真に写った姿も統一感が出てステキです☆

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着物なら「黒留袖」

母親が着物を選ぶ場合、着るべき服装は「黒留袖」がふさわしいです。
黒留袖は既婚女性の着るべき着物のなかで最も格式の高い正礼装で、裾に華やかな柄が施されており、背中・両袖後ろ・両胸の5カ所に紋が入っています。

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日本の結婚式において、母親の服装は昔から「黒留袖」とされてきており、今もなお、和婚でなくても黒留袖を着るお母さまがとても多くいらっしゃいます。
ちなみに、地の色が黒ではない「色留袖」は、黒留袖の略式となる着物なので、お母さまが着るのは避けた方が良いでしょう。

黒留袖のメリット

・時間を選ばない。
 (ドレスは昼間と夜で着るべき形式が異なる。)
・会場の格を選ばない。
 (ドレスは会場の格によって、正礼装/準礼装/略礼装と分けるのがマナー)
・日本の結婚式の慣習にならった母親の服装なので、みんなに受け入れられる。
・ゲストから母親だとわかってもらいやすい。
・特別感,重厚感が出る。
・着る母親の体型を選ばない。

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黒留袖のデメリット

・着物を着慣れていない場合、扱いづらい。動きづらい。
・自分で着付けができない場合、着付けしてもらう手配が必要。また着付け料が発生する。
・特にレンタルの場合、袷(あわせ)の着物が主なので、暑さ,寒さに対応しづらい。
※袷=裏地の有る着物。結婚式用のレンタルの着物は、しっかりと強度が有る、写真に写っても透けない、冷房完備の会場がほとんどだという理由から、袷が主流です。

格で選ぶ3つの洋装ドレス

〈正礼装〉黒ロングドレス

格式の高いホテルや歴史ある結婚式場、またはゲストの顔ぶれによって正礼装が適している場合、黒色のでくるぶしの隠れる丈のロングドレスを選びます。
また、結婚式の時間によるマナーがありますのでご注意を。
結婚式が昼間なら、控えめがマナー。
ボレロを羽織るなどして露出を抑え、光りもののアクセサリーもNGです。パールのアクセサリーなどでアクセントを。
日没後(夏場は18時、冬場は17時が目安)なら、艶やかにがマナー。
肩を出したり、煌びやかなアクセサリーをつけたりして華やかに装いましょう。

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〈準礼装〉カラードレス

カジュアルめなレストランウェディング、ゲストハウスウェディングの場合、ベージュや淡いピンクなどのカラードレスで華を添えましょう。
丈も膝が隠れる程度の軽やかなものでもOKです。
また、カラードレスの場合も正礼装の黒ロングドレス同様、時間帯によるマナーに応じる必要があります。

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〈準礼装〉アンサンブルスーツ

カラードレスと同格の服装として、色味のあるアンサンブルスーツを選んでも◎
コサージュや帽子でのアレンジがしやすいです。

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洋装ドレスのメリット

・動きやすい、過ごしやすい。
・季節に応じた服装を選べるので、暑さや寒さに対応しやすい。
・デザイン,色のラインナップが多い。
・小物でコーディネートが楽しめる。
・購入しても、今後活用できる場面が多い。

洋装ドレスのデメリット

・ゲストと判別がつきづらい。
・“日本の結婚式=黒留袖”という慣習意識を持った方には受け入れられづらいかも。
・黒留袖よりも重厚感に欠ける。

お母さまも美しく

大切な一日には、お母さまも美しく、華やかな服装で着飾っていただきたいもの。
主役である花嫁さまにも負けないくらいお母さまも美しく、最高な1日となりますように☆

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