現代における日本の結婚式にはさまざまな西洋の文化が取り入れられています。いまや結婚式の定番となっているブーケトスやリングピロー、ジューンブライドにバージンロードだってヨーロッパ起源のもの。最近ではブライズメイドやアッシャーもすっかりお馴染みのものとなりましたね。サムシングブルー/サムシングフォーもプレ花嫁さまなら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。その素敵なならわしと、結婚式へのさりげない取り入れ方を丁寧にレクチャーいたします!
目次
サムシングブルーってなに?サムシングフォーの意味
耳にしたことはあるけど、ちゃんとした意味はわからない……そんな花嫁さまも多いのではないでしょうか。形だけでもとても素敵だけれど、由来を知るともっともっと意味のあるものに!
覚えていて損はありませんよ♪
サムシングフォーの意味
プレ花嫁さまならきっと一度は耳にしたことがあるサムシングブルー。でもサムシングフォーは少し耳なじみも浅いのでは?
実はサムシングブルーはサムシングフォーのうちのひとつ。サムシングフォーとは、英語で「something four」。four=「4」。直訳すると「4つの何か」ということですが、ブルー以外に何があるのでしょうか?
答えは次の4つ。
- Something Blue “サムシングブルー”
- Something Old “サムシングオールド”
- Something New “サムシングニュー”
- Something Borrow “サムシングボロウ”
この4つが200年以上も前からヨーロッパに伝わる花嫁の幸せを願うおまじない。詳しく見ていきましょう☆
Something Blue
まずは冒頭の「サムシングブルー」。日本語で「何か青いもの」ですね。
青とは幸せの色とされています。聖母マリアのシンボルカラーともされ、信頼・忠実の象徴である他にも「花嫁の純潔・貞操」「清らかさ」をも表します。このことからも、サムシングブルーは人目につかないところにこっそりとつけるというのが伝統的な手法。
Something Old
サムシングオールド、日本語で「何か古いもの」です。
先祖から受け継がれてきたものは経済的な安定をも意味します。代々伝わるジュエリーを身につけたり、ときにはウェディングドレスを受け継ぐことも。
Something New
オールドから一転し、次は「何か新しいもの」です。
新しい生活へと向かう花嫁、その未来が明るいものとなるように願いを込めて身につけます。
新しい第一歩を踏み出すための靴を初めとして、新しいものであれば何でも大丈夫。
Something Borrow
最後は「何か借りてきたもの」。
借りる相手は「すでに幸せな結婚生活を送っている方」。その幸せにあやかれるよう、ハンカチなどの小物や、ベールなど当日使えるものならなんでもOK。
いまなぜサムシングブルー?2017年の流行色を知っていますか?
サムシングブルーはもちろん、古くから語り継がれる伝統のおまじないですから不変のもの。ただ、いま「ブルー」がウェディングにマッチするにはある理由が。
ファッションには毎年トレンドカラーが存在し、実は2017年の春夏のトレンドカラーが「アビスブルー」だったんです!
ファッション業界では各コレクションでブルーを中心とした作品が際立っていました。
2017年のトレンドカラーはズバリ「ブルー」!!!
ブルーといってもトレンドは「アビスブルー」です。
え?アビス?アビスブルーってどんな色?
そう、このような深い藍色です。ネイビーとも近い、深海を思わせるような深い深い青。
普段のファッションにだってこのアビスを取り入れるだけでグンとおしゃれな印象に。
だからサムシングブルーが活きる!アビスブルーをウェディングに取り入れる
結婚式を間近に控えたプレ花嫁さまも、ちょっとしたアビスブルーのアイテムを取り入れるだけでさりげないトレンド感をまとうことができますよ!またこれから準備を始める花嫁さまだって、春夏のトレンドとはいえかなりおしゃれで素敵なアビスブルー。
アクセントカラーにするのもオススメです。
伝統的な手法で。こっそりつけるサムシングブルー
前述したとおり、「花嫁の貞潔」をあらわすブルー。本来は人目につかないようにというのがサムシングブルーの取り入れ方。
どのような取り入れ方があるのでしょうか?
下着やガードルにブルーのアクセントを
普段つけることのないガードル。
ドレス姿だからこそ着用できるアイテムにサムシングブルーをプラスすれば、その日だけの特別感は最高潮に。
こっそり忍ばせて……ブルーのアンクレット
花嫁の隠し場所といったらやっぱり足元。
アンクレットでさりげなく自分だけのおしゃれを楽しむのはいかが?
こんな素敵なサムシングブルーも!ウェディングデイをドレスの裾裏に……
もしドレスを購入していたり、例えばお母さまのドレスをリメイクして、なんて予定がある花嫁さまなら。
特別な1日をプリントすれば、あなただけの一着がよりいっそうスペシャルなものに。
さりげなくがポイント!おしゃれなサムシングブルーのアイデア集
せっかく取り入れるのに全く人目につかないのもちょっと寂しい……そんな欲張りさんにはちょっとした工夫で映える、さりげないブルーの演出をご紹介!
花嫁のアイテムといえばやっぱりブーケ!!
ブーケの中にブルーのお花を取り入れたり、ブルーを基調としたお花選びにしてみたり、ブーケの中に青いリボンをしのばせてみたり、クラッチブーケの持ち手リボンにブルーを選んでみたり……
可能性は無限大!!
“さりげなく”の王道!ネイル
ネイルにサムシングブルーを取り入れるのはかなりオススメです!
さりげなく、それでいて自分の好みにあわせてデザインできるし、しかも意外と残るのがこの手元の写真!
ブーケや指輪とセットでの撮影、必ずあるはずです。
ブルーを基調色とするのも素敵だし、ホワイトネイルにブルーのストーンでアクセントにするのもおしゃれ。
あなた好みの指先を演出してみて♡
シューズ
意外と盲点なのが靴。
基本的にスカートに隠れて見えないけれど、ふとした瞬間に除く足元が美しいブルーだったら。
なんておしゃれな花嫁さまなの!センス抜群のゲストのあの子だって思わずため息ついてしまうかも。
サッシュベルト
近年人気のサッシュベルトは挙式とのテイストを変えるアイテムとしても大活躍。
厳かなロングベールにホワイト一色で挙式をしたら、ブルーのサッシュベルトで一転、おしゃれ花嫁に♪
ブライズメイドのドレス
まだまだ目にする機会の少ないブライズメイド。
せっかくなら美しいブルーのドレスで大切なお友達にも幸せな気分を味わってもらいましょう!
会場装飾や小物で演出
会場にさりげなく取り入れたブルー。
ブルーと一言にいってもその色合いはさまざま。目の覚めるようなキリッとした青から、やわらかで可愛らしいパステルブルーまで、そのテイストは多種多様です。
あなた好みの青にあわせて、素敵なサムシングブルーで会場に華を添えて。
なんて素敵な文化!サムシングブルーで特別な1日を♡
日本にはない文化で特別感たっぷりのサムシングフォー。その言い伝えにならってさりげなく身に着けるのが今の日本の粋なスタイル。
4つの中でも取り入れやすいサムシングブルーを、一生に一度しかない大切な日にそっと添えてみてはいかが?
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