結婚式にまつわるマナーについて、時間をかけて情報収集しているプレ花嫁さまも多いはず。今回ぜひ知っておいてほしいのが“電報”への配慮です。せっかく頂いた祝電ですので、対応に失礼があってはNG!「祝電の読む順番」や、「お礼のマナー」など祝電を受け取った側がやるべきことをご紹介します♩
当日祝電をもらったときのために備えて、早速この記事をチェックしておきましょう!
目次
祝電をもらったことのある人は約9割!
「え、そんなに?!」この数字をみて驚く方も多いかと思います。
じつは、挙式と披露宴を両方実施した人の93.8%が電報をもらった経験があるそうです!
*結婚式に関する情報を紹介している「みんなのウェディング」と電報サービスVERY CARDを展開する「ヒューモニ―」が行った調査(2014年)
現役で結婚式の司会を続けている筆者ですが、確かにどの披露宴でも祝電をご紹介している気がします。もちろん、中には1通も届いていないという方々もいらっしゃいますのでご安心ください(おそらく結婚式を広く知らせていないのか、結婚報告をした人が全員集まったらありえますね☆)。
結婚式向けの電報サービスが始まった当時、文面はすべてカタカナと一部の記号しか使えないという制限があったそう・・・。近年ではそんな制限はなく、よりオリジナリティ溢れる祝電が増えていますよね♩祝電の中でも昔から人気なのがぬいぐるみ電報!その第一号は1998年に販売された「ハローキティエンジェル電報」だったそう♡時代の変化とともに、いまでは華やかなバルーン付きの電報やマシュマロ電報など見た目も可愛らしいものがたっくさんあるんですよ♩
▼イマドキのおしゃれな祝電もチェック!
結婚式当日、ゆっくり祝電を見る時間がない!
「わ~!○○さんからも届いてる~!」「こんなぬいぐるみも送ってくれたんだ~!嬉しい~!」思いもしなかったあの人からの祝電は嬉しいサプライズですよね♩でも、じっくりと読んでいる時間は意外とありません。当日はドレスのお支度や挙式のリハーサル、披露宴のお色直しなど、たくさんやることがあるのです。祝電が来ても瞬時に判断できるように、今のうちから知っておきたいポイントをまとめました*
電報が届いたときに先輩花嫁がやっていたことその1|紹介する順番・タイミングにも配慮が必要!
結婚式の祝電紹介の時間となると、ご親族や会社関係の中には誰から来たのか耳を傾けていることも。読む順番に気を配るだけで喜ばれることもあるんですよ!
電報を紹介する順番にもマナーがある
以下3つのステップを押さえておくのが一般的です☆
【STEP1】新郎さま関係→新婦さま関係の順番で読む
【STEP2】社会的地位の高い人から優先して読む
【STEP3】おふたりとの関係性がわかるようにカテゴリ別にする
上記を踏まえて、紹介例をご紹介します。
▽勤務先会長、社長、副社長、専務、常務
▽支店長/支社長、部長、課長
▽職場の先輩
▽取引先
▽恩師
▽友人(知り合った順など)
▽親御様の関係(お付き合いのある銀行や親御様のご友人など)
▽親族関係
このように紹介するのが一般的です☆
あくまでも一例ですので、ご自身がこの順番のほうが失礼はないかも、と思う順番に並び変えて大丈夫です!お父様のお知り合いの国会議員、市長などから電報が届いた場合、自ずと一番先に紹介することもあります。親の関係でよくわからない・・・と思ったら、スタッフを通じて親御様に確認してもらうのもひとつの手です。
当日、新郎新婦のもとへスタッフもしくは司会者が祝電披露の確認にいきます。その際に最適な順番などをアドバイスしてくれるのでそれほど頭を抱えて悩むことはありませんよ♩
司会者のワンポイントアドバイス
電報をもらった本人は送り主が誰なのかわかりますが、聞いているゲストは名前だけ聞いてもわからないもの。ぜひ、お名前と一緒にその方との関係性も紹介してもらいましょう☆
司会者が紹介するときに「A子さんからいただきました」とするよりも「“高校時代からご友人の”A子さんからいただきました」とご紹介するほうが、列席している同じ学校のご友人の方も聞いていてわかりやすいですよね!
電報を披露するタイミングにも気を配る
じつは電報を披露するタイミングもいろいろあります。ご参考までに、これまでに結婚式の司会をしてきた筆者が体験したタイミングをご紹介します*
タイミングの考え方
乾杯後 | *1皿目のお料理が運ばれてくるまでの時間を使って紹介することができる *乾杯後にすぐ演出がある場合はその演出を優先したほうがいい |
中座中 | *お色直しの間、歓談の最中にたっぷり紹介してもらえる *おふたりのいないところで紹介される |
お手紙朗読前 | *お手紙を手元に準備したり席から移動したりする間の時間を使って紹介してもらう *結びのプログラムへの導入部分、ゲストが一番注目しているタイミング |
このように読むタイミングでほんの少し印象も変わってきます。たとえば、会場が賑やかな中座中に友人・親族関係から届いた電報を先に紹介し、お手紙朗読前の落ち着いた雰囲気の中で会社関係方々からの電報を紹介する方もいらっしゃいます。
ただし、進行やお料理の進み具合、会場によってもスタイルは異なりますので、特に難しく考えずに結婚式のプロにお任せしても大丈夫です☆
思いのほか祝電が何通も届く場合があり、すべて読む時間がない可能性もあります。そんなときは数通のみメッセージを読んでもらい、残りは送り主の名前だけの紹介でも◎「きっと誰も聞いていないからいいや」と思っていても、中には誰から届いたのかしっかりと聞いている人もいるのです。
電報が届いたときに先輩花嫁がやっていたことその2|ぬいぐるみ・バルーンを使ったアイデア
ここからはもらったぬいぐるみ電報やバルーン電報を結婚式の場で活用するアイデアをご紹介します*
受付や会場を華やかにしちゃおう♡
カラフルでポップな印象のバルーン電報はウェディングをより華やかにしてくれます♩
受付に飾るだけでもそれだけで写真スポットに早変わり!会場に入る前から思わずワクワクした気持ちになること間違いなしです*
当日飾りつけしたバルーン電報などは写真にも残して、「こんなかんじで飾ったよ~!ありがとう!」とお礼とともに写真を送ってあげるときっと喜ばれますよ☆
参加してくれた子どもへのプレゼントに♡
ぬいぐるみや風船をたくさん貰い過ぎてお家で飾れない、なんてこともありますよね。先輩花嫁さまの中には参加してくれたお子様のプレゼントにする方もいらっしゃいます!送賓の際に、来てくれたお礼としてあげると小さなお子様は目を輝かせて喜びますよ☆子どもがぐずってしまいそうだな。。。と思ったら結婚式の序盤にプレゼントとしてあげるのもいいかもしれませんね。
電報が届いたときに先輩花嫁がやっていたことその3|後日しっかりとお礼を忘れずに♩
お祝いをもらったらお礼の気持ちを伝えるのがマナー☆どんな形ですべきなのか、具体例を交えてご紹介します*
電話もしくははがきで感謝の想いを伝えよう
電報を送った人はちゃんとおふたりのもとに届いたのか気になっているもの。送り手の気持ちも考え、受け取った報告も兼ねて電話かはがきでお礼を伝えましょう。
祝電とともにお祝いの品をいただいた場合は頂いた金額の半額程度の品をお返しすることをお勧めします。祝電のみの場合、改めてお礼の品を送るとかえって気を遣わせてしまうこともあります。どうしてもお礼の品を送りたい場合は相手の負担とならない程度のものを送ることを心がけたいですね。いずれにせよ結婚式後、なるべく早めに行うことがマナーです!
電報のお礼はがきの例文
参考までに例文をご紹介します。
こんなときどうしたらいい?事例別にお悩み解決
実際に花嫁さまから質問された一例をご紹介します。こちらもぜひご参考になさってください☆
Q:「披露宴に出席している人から祝電がきたけど、これって読むもの?」
結婚式には参加できない方が送るケースがほとんどですが、稀に参加者の方からも届くことがあります。電報を送った人は届いているかどうか気にしているもの。ぜひ披露宴中に紹介しましょう!
Q:「出席できなくなった友人に電報を送ってもらおうかな。」
電報はそれなりにお金がかかるもの。電報を頼んでもいやな顔せず送ってもらえる関係であればいいのですが、できれば電報を催促するのは控えたほうが無難です。
Q:「事情があってこの電報だけ披露して欲しくないのですが・・・」
もちろんOKです!差出人や文章に目を通していただき、これはいいかなと思うものがあればその旨を司会者に伝えてくださいね☆
電報を貰ったら感謝の想いを伝えよう
1通でも2通でも、結婚式という人生で大切な節目にもらった電報は本当にありがたいもの。単なるおめでとうの言葉だけでなく、新郎新婦のことを想って「何かしてあげたい」という送り主かたの気持ちも含まれています♡送り手側はその電報を実際の手にしていないのがほとんど。素敵な祝電を受け取ったらその印象や感想とともに感謝の想いをしっかりと伝えることも喜ばれます!どんな時も感謝の気持ちや心遣いを忘れずに、素敵な結婚式当日を迎えましょう☆
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