「大人婚」という言葉を聞いたことはありますか?
これまで仕事ではキャリアを積み、友人関係も充実してきた毎日の中で迎えた結婚。
20代、多くの花嫁さまは「可愛い」「楽しく」などがキーワードの結婚式でしたね。それが、30代を迎える花嫁さまが主役となると、様々積み重ねてきた経験から、ゲストへ感謝の気持ちを表す「おもてなし」、ゲストにとって結婚式が心地良い「リラックス」空間となるように、といったゲスト中心となるキーワードへと意識は移り変わります。そんな大人な花嫁さまが、ゲストへの気遣いを込めて作る結婚式、それが「大人婚」です。

今回のWedding Tipsでは、結婚式は「派手さはなくても、大人だからこそ出来る気遣いとおもてなしをしたい。」そんな花嫁さまに知っておいて欲しい「大人婚」の作り方をご紹介します。

 大人の女性らしい気配り光る結婚式。心地良い「大人婚」の作り方 で紹介している画像

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会場選びは雰囲気作りの大切なスタートライン

会場選びは、大人婚を実現するにあたり大切なベースとなります。
やはり、バルーン装飾に埋め尽くされていたり、ピンクやハートが似合いそうな「結婚式の花嫁はお姫様♪」な雰囲気の結婚式場はちょっと大人婚には向かないかもしれません。
全体的に、色味のトーンも落ち着いているクラシカル、もしくはスタイリッシュな雰囲気がオススメ。例えていうなら、近代建築をリノベーションしているような結婚式場や、目も舌も肥えているゲストを満足させてくれるレストランウェディングを行っているレストランなどがオススメです。
そして、忘れてはいけないのが、立地や交通アクセスの利便性。
まずはゲストが結婚式場に来るまでに負担をかけないことは、おもてなしの上で基本中の基本。
もし選んだ結婚式場が立地的に不便な場所にある場合には、送迎バスやハイヤーの手配等、ゲストに負担を掛けない工夫を忘れずに!

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ドレスはシンプル&上質がベスト

年齢を重ねている花嫁さまだからこそ知っている本物の価値。それが大人婚の魅力のひとつでもあります。そんな花嫁さまがドレスを選ぶときは、
「ドレスライン」「色」「質」の3つをポイントとして選びます。

ドレスライン

大人っぽい印象を出すのであれば、マーメイドラインやスレンダーラインがオススメ。
スレンダーラインは、体にフィットするものから、少しゆとりのあるソフトスレンダーラインがあり、体型をあまり選ばないドレスで大人な花嫁さまに人気です。
また、エンパイアラインは、胸下が絞られ下にストンと落ちるライン。他のドレスに比べて動きやすく、もてなす為にゲストの元に行く機会が多い大人婚の花嫁さまにはオススメのラインです。

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ドレスの色

ウェディングドレスなら、クリアな白を選ぶより、オフホワイトがオススメ。クリアホワイトと比べ、オフホワイトは上品で気品が感じられる色味です。
カラードレスなら、ポップな色味は避けたいですね。ピンクでも鮮やかなピンクではなく、淡い色味のペールピンク。ブルー系のドレスなら、グレー掛かったブルーも落ち着いた雰囲気が醸し出され大人婚の花嫁さまにはピッタリです☆

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ドレスの質

デザインはシンプル、色味はシックに。と、どれだけ上品さにこだわっていても、素材が良くないとドレスは台無しです。
だから、大人婚の花嫁さまに、一番こだわって欲しいポイントはドレスの質です。
ドレスにとって上質な素材といえば、やはりシルク素材です。美しい光沢と、手触りの良さはドレスの魅力を一層に引き立ててくれます。
その他、透明感が出るシフォンや、優しい雰囲気の出るオーガンジーなどもオススメ素材です。
上質な生地をつかったドレスは、花嫁さまが動くときもしなやかに体に添い、見る人を魅了します☆

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料理は結婚式で一番のもてなしアイテム

結婚式に招待されたゲストが一番楽しみにしているのが、料理。
結婚式に出席したゲストに、心地良く過ごしてもらうために、様々な工夫をしていても、お料理が満足いくモノでなければ、結婚式全体の印象も悪くなってしまいます。大人婚にとっての最重要アイテム「お料理」にこだわるなら、ポイントはこの4つ!

POINT1・素材にこだわる

普段なかなか食べられない食材や調理法などを楽しむことが出来るのが、結婚式のお料理の醍醐味。それは、高級食材だけではなく、新郎新婦出身地の食材を使った料理、そして、その結婚式場のある地産新鮮食材など、素材のこだわり方は様々です。シェフと相談して、自分たちらしい素材を探してみてください♪

POINT2・見た目にこだわる

料理を楽しむためには、味だけではなく、見た目も大切☆
手元に届いた瞬間に歓声が上がるような、ゲストが視覚からも楽しんでくれる料理が良いですよね。料理にこだわっている結婚式場であれば、味だけではなく、必ず食器や盛りつけにも同じようにこだわっています。そして、盛り付けにはシェフこだわりの意味があったりもするんですよ。その意味をメニュー表に一言コメントを入れてあげても良いですよね☆シェフの思いや意味を知れば、ゲストもそのお料理をもっと楽しみにすることが出来るでしょう☆

POINT3・ドリンクも充実させるべし!

料理にこだわるなら、忘れてはいけないのがドリンクへのこだわり。
ワインやお酒だけではなく、女性や子供が多い結婚式ならノンアルコールやソフトドリンクのラインナップも充実させておきたいですね。ソフトドリンクならオススメはフレッシュジュース。絞り立てのフルーツジュースは子供だけではなく、大人も喜んでくれるはず♪

POINT4・特別メニューへの配慮をする

特別メニューとは、他のゲストへの料理内容とは違う、配慮が必要なゲストに提供するお料理メニューのことです。
配慮が必要なゲストというのは、例えばアレルギーを持っているゲスト。万が一アレルギー反応を引き起こしてしまうような食材を提供してしまっては、結婚式の最中に大変な事態になる懸念もあります。このように、特別配慮が必要と思われるゲストには、細やかな気遣いをし、招待したゲストみんながお料理を楽しみながら食べることが出来る気配りをしてあげましょう。

高齢ゲスト

結婚式の料理といえば、多くはフレンチを提供しています。通常フレンチは、高齢のゲストはあまり食べる機会のない味付けが多くあります。しかし、結婚式で提供されているフレンチは、高齢のゲストにも食べてもらいやすいよう、比較的配慮がされている味付けになっていることが多いです。しかし、それでも難しい場合には、素材は他のゲストと同じでもソースの味付けは違うものにするなどの配慮をしてあげましょう。

アレルギーをもっているゲスト

子供や大人でも意外と多い食物アレルギー。実際にアレルギーを持っているか否かを確認する方法は、招待状の返信ハガキに記載欄を設けるのが、一番確実に確認出来ます。折角の特別な結婚式のお料理は、誰もがアレルギー食材を気にすることなく、みんなで一緒にお料理を楽しみたいですよね♪

お子様ゲスト

お子様ゲストといっても、乳児から小学生まで様々な年齢の「お子様ゲスト」がいますよね。幼児なら、ワンプレートでお子様ランチでもとても喜んでくれるます♪でも小学生になると、ワンプレートのお子様ランチでは子供過ぎてしまいますね。
だからといって、大人のコース料理ではボリュームも多く、質も子供には高級過ぎ。そんな時に、お子様ランチと大人コースの中間程度の「子供コース」を用意してあげたいですね。コース仕立てのお料理で、少し大人な気分になってもらいましょう♪

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ゲストが心地良くなる演出を心掛ける

「私たちを見て♪」と新郎新婦が前面に出る演出やサプライズをコレでもかと投入していた今までの結婚式。
しかし、もてなし重視の大人婚は、「私たちが前面に」ではなく、「ゲストを前面に、私たちはホスト役」が鉄則です。ゲストが何かを見て楽しむのではなく、折角の美味しい料理を演出に妨げられることなくゆっくりと堪能出来る。歓談の時間をたっぷりと取ることで、久しぶりに会う友人たちと心行くまで会話を楽しんでもらう。そこに、新郎新婦も会話に入る余裕があり、ゲストと同じ目線で料理も会話も楽しむ。
そんな、ゲストも新郎新婦も、その結婚式に出席した全員が、そこにいることで自然と心地良くなるような大人婚作りには、演出の工夫が必要なんです☆

敢えて「演出をしない」という選択

折角お祝いをしに結婚式に出席したのに、新郎新婦と一言もしゃべられなかった。
また、「今からメインのお肉料理を食べようとした時に、突然会場が真っ暗になりキャンドルサービスが始まった。その為にお料理を食べる手を止めないといけなくなった」そんな経験はありませんか?これはどちらも、演出がきっかけとなり起こっています。結婚式と言えば、演出やサプライズやらと次々に何か行われているイメージがありますよね。でも、演出はどうしてもしなきゃいけないワケではありません。そこで、大人婚にオススメしたいのは「敢えて演出をしない」という選択です。
そして、演出を行わない分は、新郎新婦がゲストの席まで出向いて会話をする。ゲストにとっては、会話が演出の一つとなるように工夫します。また、その趣旨は、最初のウェルカムスピーチでしておくと、ゲストにも新郎新婦がどんな結婚式にしたいのかというイメージが伝わり、演出が無くても違和感なく過ごしてもらえるでしょう。

BGMは生演奏を取り入れてみる

本物趣向の大人婚は、音楽にも本物を取り入れたいところです。
でもでも、ずっと生演奏をしておく必要はありません。結婚式の入退場シーン。そして、メイン料理を食べる位の時間帯。そんなポイント個所で世代問わず知っているような曲をチョイスしましょう。スピーカーから出てくる音ではなく、すぐ側で奏でられる楽器の演奏で、ゲストをもてなすなんて素敵ですよね☆

ウェルカムドリンクを主役がサービスする出迎え

「新郎新婦入場です!」司会者の声で、扉が大きく開き新郎新婦が入場する。そんなシーンが苦手だからこそ、シンプルな大人婚を選びたい人も多いはず。そんな新郎新婦にオススメなのは、そのシーンを省いてしまうこと。
ゲストが披露宴する会場に入る際には、新郎新婦が入り口で出迎えを。手には、ウェルカムドリンクを持って、ゲストに一言一言声を掛けながら、そのドリンクをサービスします。そして、最後に新郎新婦も入場してみては?
結婚式場は、結婚式場ではなく「自宅」のようなイメージと考えてみませんか。その自宅にゲストを招待するからには、玄関で出迎えたいですよね♪

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ゲストの五感が満たされる結婚式。それが大人婚。

「あの子たちの結婚式は “今までに出席したことのある結婚式の一つ” ではなく、それまでとは違う結婚式だった!」
そう思ってもらえるには、ゲストがその結婚式に出席することで、心身ともにリラックスが出来、そしてその結婚式という時間を心から楽しんでもらうことが大切です。
そのためには、結婚式の会場の空間作りから始まり、料理、演出など小さな工夫の積み重ねが必要。
でも、それを実現出来るのが、大人婚世代の花嫁さまです。結婚式へこだわりを持つなら、細やかな「ゲストへの気遣い・心配り」というこだわりを持って結婚式を準備してみてください。そんなゲストへの思いがこもった結婚式なら、その思いはきっと伝わるはずです☆

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