ブライズメイドとは?
ブライズメイド(bridesmaid)とは、花嫁のサポート役として結婚式の準備を助け、結婚当日に花嫁の側に立ちサポートを行う女性のこと。その名の通り、ブライズ(花嫁の)メイド(お手伝いさん)です。
海外ドラマや映画のウェディングシーンでは必ずと言っていいほど出てくる、欧米ではとてもポピュラーな文化で、古くから結婚式の習慣となっています。ブライズメイドの起源
そのルーツには様々な説がありますが、そのうちの1つに、悪魔から花嫁を守るため、花嫁とお揃いのドレスを着た女性を10人用意して、悪魔の眼を惑わすために証人としたローマ法に端を発したと言われています。
また、旧約聖書の一部の創世記に書かれているヤコブが二人の姉妹を妻とし、二人の侍女を持ったことが記されていることから、それをブライズメイドの起源とする俗説もあります。
日本でも人気が出てきているブライズメイド
ブライズメイドは日本でもオシャレな演出として人気が高まってきています。海外ドラマ「ゴシップガール」や映画「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」など中でブライズメイドが注目を浴びたことから、日本でも注目されるようになりました。
ちなみに、Googleトレンドで調べると、2013年から「ブライズメイド」というワードの検索数が増えてきているようですね。
花婿をサポートする”アッシャー”
ブライズメイドに対して、花婿をサポートする男性たちのことを”アッシャー(Usher)”と呼びます。役割はブライズメイドとほぼ同じで、花婿に付き添って身の回りの世話をしたり結婚式のサポートを行います。ちなみに、彼らのことをイギリス英語では”アッシャー(Usher)”と呼び、アメリカ英語ではグルームズメン(Groomsmen)と呼びます。日本ではアッシャーのほうが浸透しているようですね。
挙式に華を添える、可愛らしい” フラワーガール” と”リングボーイ”
ブライズメイド、アッシャーに続いて大切な役割を担うのはフラワーガールとリングボーイ。バージンロードを清めるために花を蒔きながら花嫁を先導する女の子をフラワーガールと呼び、挙式のときに結婚指輪を載せたリングピローを運ぶ役割の男の子をリングボーイと呼びます。その可愛らしい姿にカップルもゲストも思わずスマイル☆一般的には新郎新婦の近親者で10歳以下くらいのお子様を選ぶようです。フラワーガールについては詳しく知りたい方は天使みたいにかわいい”フラワーガール”のアイディアと知っておくべきマナーをご覧ください。
ブライズメイドって何をするの?
日本の結婚式では会場スタッフやプランナーさんが花嫁さんをサポートするため、ブライズメイドの出番がないのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそんなことはありません。ブライズメイドは花嫁の姉妹だったり親友だったり、花嫁さんにとって大切なひと。そんな方々が花嫁さんの側にいるだけで花嫁さんの心の支えに。
実際にお手伝いできることとしては下記のようなことがあります。
ブライダルシャワーの企画
ブライダルシャワーとは、結婚式の4~6週間前に花嫁の友人たちが祝福する、欧米では一般的な前祝いパーティ。参加者はもちろん女性のみ。ランチタイムにお茶をしながらガールズトークに花を咲かせ、友人たちが持ち寄った新婚生活に役立つプレゼントを花嫁が順に開け、盛り上がります。このブライダルシャワーの企画もブライズメイドのお仕事。まだあまり知られていない文化ですが、試してみてはいかがですか?
会場に華を添える
最も大切な役割は花嫁を引き立てること。お揃いの素敵なドレスを着て会場に華を添えましょう。新郎新婦にとっては親しい人が近くにいることで和やかな雰囲気になり、リラックスした表情で結婚式を迎えることができます。また、お揃いのドレスで受付をすることで、披露宴に華やかな統一感を演出することができます。
バージンロードで花嫁に先立って入場する。
アッシャーが敷いたバージンロードを一人ずつ入場し最後に花嫁を迎えます。また挙式後は新郎新婦が会場を出た後に、ブライズメイドとアッシャーがカップルになって一緒に退場します。
花嫁の身の回りのお手伝い
ベールやドレスのトレーンを直したり、指輪の交換時にブーケやグローブを預かったり、フラワーシャワーを配ったりするなど、挙式の進行をサポートします。
ゲストへのご案内
挙式から披露宴への移動時に集合写真を撮る時の案内をしたり、引き出物をゲストにお渡ししたりするなど、必要に応じて列席者の方々のご案内役も努めます。
ブライズメイドってどうやって選べばいいの?
ブライズメイドは親しいお友達あるいは姉妹や親族から選ぶのが一般的。特にこれといった決まりはないので、高校や大学のお友達や職場の同期など花嫁さんが自由に選んでくださいね。
人数については少なくて1名、多くて5名くらいで、招待人数や規模によって調整します。
メイド・オブ・オナー
ブライズメイドの中で一番花嫁と親しく、代表的な立場の女性を「メイド・オブ・オナー」と呼び、選ばれることは大変名誉なこととされています。ちなみに、新郎側の代表を「ベストマン」と呼びます。メイド・オブ・オナーはブライズメイドのリーダー的役割を担う重要な立ち位置で、バージンロードで先立って入場するときは花嫁の直前に入場します。また、独身者はメイド・オブ・オナーですが、既婚者はマトロン・オブ・オナーと呼ばれます。
ブライズメイドをお願いするときの注意点
ブライズメイドには、当日に向けての衣装などの準備はもちろん、段取りの打ち合わせが必要となります。お願いするにあたっては準備に負担をかけずに当日の段取りを明確に打ち合わせるなどの配慮が必要です。また、大切な役割をお願いするので、当然「お礼」を考えておく必要があります。欧米では「ブライズメイドギフト」と呼び、カードにひと言そえて「お礼のプレゼント」を贈る習慣があります。
プレゼントの内容は決して高価なものである必要はなく、当日身に着けるお揃いのアクセサリーやメイク用品、雑貨やスイーツなど、負担のない範囲で人数分用意して、きちんと感謝の気持ちを伝えましょう。
“アッシャー”は選ばずにブライスメイドのみでもOK
本来、欧米のブライズメイドとアッシャーはその演出上それぞれ同じ人数が必要になります。ただ、日本ではまだファッション中心の演出でもあるため、アッシャー不在のブライズメイドだけの挙式もめずらしくありません。メイド・オブ・オナーを特に決めない場合や、ブライズメイドは親友一人だけ、というケースも見られます。そのあたりはあまりこだわらなくてもよいのかもしれませんね。
ブライズメイドドレスについて
費用の負担は?
一般的には花嫁がブライズメイドの衣装代を負担します。ただ、欧米では「着たいドレスを選びたい!「今後も着られるドレスを選びたい!」という理由から、ブライズメイドが自分たちでドレスの支払い等を申し出ることも珍しくないそう。ただし衣装代はブライズメイドが支払ったとしても、ご祝儀を遠慮したり、ブーケなどの実費を負担するなど、配慮することが大切です。
どこで買うの?
ブライズメイドドレスに関してはまだ日本の式場では用意していないところが多く、ご自身でお店もしくはネットで購入するのが便利です。以下にブライズメイドドレスが購入できるサイトをいくつかご紹介いたします。
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以上、ブライズメイドの歴史やアッシャー・フラワーガール・リングボーイなどのご紹介、そしてドレスについてご紹介させていただきました。WeddingTipsでは今後もブライズメイドについて定期的に記事をお届けしていく予定です。どうぞお楽しみに!
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