バージンロードで花嫁さまをエスコートしたり、披露宴の最後に謝辞をスピーチしたり、結婚式においてお父さまが注目を浴びるシーンは多いもの。
大切な役割を担っているからこそ、スマートにかっこ良くきめたいですよね。
今回Wedding Tipsよりご紹介するのは、結婚式に父親が着る服装について。
モーニングを着るべき?普段のスーツでも良いの?
お父さまが着るべき衣装とそのマナーについてお届けします!
目次
結婚式で父親は何を着るべき?大切な2つのポイント
男性の礼装には、「格式」と「着る時間帯」によって、厳格な着分けが存在します。
結婚式で父親が着る服装には、モーニングを始め、いくつか種類の候補がありますが、選ぶポイントは、「会場の格式」と「結婚式の時間帯」。
2つのポイントをしっかりと押さえて、紳士な装いを心がけましょう。
ポイント1:会場の格式に合わせて選ぶ
礼装には3段階の格式があります。
会場の雰囲気や、父親であるというお立場に合わせて、最適な礼装を選びましょう。
正礼装
格式高いホテルや、歴史のある専門式場の場合は正礼装を着るのが◎
準礼装
ガーデンウェディングなどの屋外での結婚式や、レストランでのカジュアルなパーティ、身内だけでの家族婚などの場合は準礼装がピッタリ。
略礼装
新郎新婦の兄弟や親族、友人などが着る服装が略礼装。
準主役ともいうべきお父さまは避けたほうが無難です。
ポイント2:結婚式の時間帯に合わせて選ぶ
男性の礼装は、午後6時(冬は午後5時)を境に、着るべき服装が異なります。
「昼」と「夜」、どちらの礼装を選ぶべきか、挙式の開始時間を事前にチェックしておきましょう。
結婚式で父親が着るべき服装は?5つの候補
「会場の格式」と「結婚式の時間帯」によって、男性が着るべき服装は細かく分類されますが、これはすべて欧米での伝統的な文化。
実際の日本のブライダルシーンでは、そこまで厳密に守られていないのが現状です。
結婚式という場面で、お父さまがよく着用される服装の候補は、これからご紹介する5点となります。
一つ一つご紹介していくので、ぴったりな装いを見つけてください。
その1:昼の正礼装「モーニング・コート」
モーニング(morning)という名前の通り、朝から昼間にかけての正礼装です。
ウェストから流れるような曲線的なラインを描いたコートと、縦縞のパンツが特徴で、スマートで紳士的な印象となります。
実際に日本で結婚式に参列される父親のほとんどはモーニング・コートを着用しています。
最もベーシックでフォーマルな装いなので、これを選んでおけば間違いがなく、安心です。
その2:夜の正礼装「燕尾服(テールコート)」
コートの後ろ姿が燕(ツバメ)の尻尾(テール)のようだから燕尾服(テールコート)と呼ばれてます。
オーケストラなどで指揮者が着ている衣装、といえばわかりやすいでしょうか。
ちなみにあのミッキーマウスが着ているのも燕尾服です☆
クラシックな装いは格式高く、最近は特別な機会でもないとなかなかお目にかかる機会はなくなってきました。
実際は、夜の結婚式だとしても、燕尾服を選ぶお父さまは非常に稀です。
ナイトウェディングであっても、モーニング・コートを選ぶお父さまが圧倒的に多いですね。
その3:夜の準礼装「タキシード」
ネクタイは蝶タイに、ベストの代わりにカマーバンドを合わせるのがタキシードの特徴です。
燕尾服よりやや略式な、夜の準礼装となります。
ジャケットの丈がモーニング・コートや燕尾服に比べて短く、カジュアルな小物アイテムを合わせたりとコーディネートを楽しむことができる服装です。
準礼装となるので、新郎新婦やご両家と話し合いの上、着用するか決めるのがベター◎
その4:昼も夜もOKな略礼装「礼服」
礼装の中でもっともカジュアルな略礼装である礼服。
時間帯に関わらず着ることができます。
最近ではご家族だけで結婚式を行う「家族婚」や、レストラン等のカジュアルな会場で行うなど、結婚式のスタイルも多様化してきました。
かしこまりすぎずフォーマル度の低い礼服を希望されるお父さまもいらっしゃいますが、礼服はあくまでも略礼装。
ゲストの中にも、同じ略礼装の服装の方もいるかもしれないので、父親というお立場を考えると、あまりお勧めではありません。
カジュアルな雰囲気にしたいから礼服にするという場合には、ご両家でしっかりと話し合ってから決めてください。
その5:和婚の場合は合わせて和装「紋付羽織袴」
神前式の場合など和婚の場合は、父親の服装も合わせて和装にしましょう。
「紋付羽織袴」が和装の最高礼装となり、一般的です。
おさえておくべき大切なマナー
両家の「格式」を揃える
ご紹介したように、結婚式のときの父親の服装の種類は、多岐に渡ります。
どの服装を選んだとしても、必ず守るべき重要なマナーは、両家の服装の「格式」を揃えること!
お一人は正礼装のモーニング、もうお一人が準礼装の礼服だと、両家の格がずれてしまい、相手に失礼となってしまいます。
同じ格式の服装だとしても、合わせる小物アイテム(ネクタイ・ポケットチーフなど)が、一方はフォーマルなモノトーン配色、もう一方はカジュアルな色付きなど、ちぐはぐにならないような注意も必要です。
両家が一緒に選ぶことができなくても、しっかりと話し合い、同格の服装に揃えるようにしましょう。
色や柄など、小物のコーディネートでアレンジを
フォーマルな場面では黒と白のモノトーンが服装の基本の配色。
最近ではカジュアルな結婚式がトレンドになっており、合わせるベストを明るいグレーや白にしたり、紺色やストライプのパンツにしたりと、アレンジを加えるお父さまも増えてきました。
ポケットチーフや靴下を色つきや柄物にしたり、カフスボタンや靴などに個性を光らせてみたり。
父親というお立場や会場の格式に合わせて、TPOをおさえたおしゃれをしてみるのも楽しいかもしれませんね♪
娘の手を引くのは、かっこいいパパでありたい
いかがでしたか?
結婚式の父親の役目はたくさんあります。
マナーをおさえて、誰よりもかっこいい素敵なお父さまになりますように。
最新情報をお届けします
Twitter でWeddingTipsをフォローしよう!
Follow @WeddingTips0310