結婚式の演出として、欧米の花嫁さまに大人気のユニークなセレモニー、”ラブレター&ワインボックス・セレモニー” って知っていますか?
その名の通り、ラブレターとワインを詰め込んだ、タイムカプセルのことなんです。
このタイムカプセル、開けるのはなんと、長い結婚生活の中で、お互いにケンカをしたとき。
今回はWedding Tipsより、結婚式の演出としておすすめな ”ラブレター&ワインボックス・セレモニー” についてご紹介します☆
目次
ラブレター&ワインボックス・セレモニーとは
心をこめて書いた、お互いへのラブレター。
結婚式の当日に、ラブレターを交換する儀式が、欧米では伝統として人気があります。
そのラブレターを、封を閉じたままお互いに読まず、ワインと一緒に箱に詰めてタイムカプセルを作るのが、結婚式の演出として行う ”ラブレター&ワインボックス・セレモニー” です。
しかし大切なのは、結婚式のその後、タイムカプセルを開けるとき。
結婚記念日となる5年後、10年後の節目のとき、二人一緒にこのタイムカプセルを開け、ワインを飲みながら、お互いへの手紙を読むのです。
ただし、一つだけ例外があります。
もし二人の関係に、ヒビが入りそうなとき。
厳しい局面に立ち向かわなければならないとき。
そのときは、二人で一緒にワインボックスを開けましょう。
別名「ファイト・ボックス 〜First Fight Box〜」とも呼ばれ、結婚後、初めてケンカをしたときの開ける箱という意味もある、このタイムカプセル。
欧米では定番のセレモニーではありますが、日本ではまだまだ珍しいこのセレモニー。
ゲストの心に残る、素敵な演出になること間違いなし。
結婚式の演出の一つとして、取り入れてみてはいかがですか?
ラブレター&ワインボックス・セレモニーの前に用意するもの
結婚式の演出に必要な材料がこちら。
事前準備をしっかりと行って、安心して当日を迎えましょう☆
木製のワインボックス
木製のワインボックスは、通常の市販のものでも良いですし、名前や日付を彫ってもらい、オーダーメイドのオリジナルで制作してもらえるものもあります。
セレモニー用の、オリジナル・ワインボックスは、海外のハンドメイドマーケット”esty”で手に入ります。
ワイングラスが2つセットしてあるボックスや、5年目、10年目、20年目の節目で飲めるよう3本のワインボトルがセットできるボックスなど、いろいろ種類がありますよ♪
ハンマーと釘を数本
購入したワインボックスによっては、釘で打ち付けて閉じるタイプではなく、鍵が必要なこともあります。
事前に確認しておきましょう。
お好きなワインボトル 1本
お二人が出会った年や、結婚式の年に作られたワインを選ぶのがおすすめ。
ウィスキーやスコッチ、テキーラなどでも代替可能です。
お互いに宛てたラブレター 2通
お互いへの正直な想いと愛を綴った、渾身のラブレターを書きましょう。
*ラブレターについては『〈ウェディングプランナーが教える〉独身時代最後のプレゼント。ラブレターのススメ』にて、書き方と合わせてご紹介しています。ぜひご覧ください☆
書き終わったら、お互いに読んではいけません。
ラブレターは封筒に入れ、しっかりと封をしましょう。
それ以外にも、オプションとして。
思い出の曲が入ったCDや、二人が写った思い出の写真など、タイムカプセルに入れたいお好きなものを選んでおきましょう。
ラブレター&ワインボックス・セレモニーの手順
実際に結婚式の演出で、ラブレター&ワインボックス・セレモニーを行う際は、ゲストの方にセレモニーの目的が伝わるよう、司式者に説明してもらう必要があります。
そのときに必要なセレモニーの全文をこちらでご紹介するので、参考にしてください。
もちろん、内容はお二人の個性に合わせて、多少アレンジしても構いません☆
司式者が伝えるセレモニーの誓いの言葉 全文
(新郎の名前)と(花嫁の名前)は夫婦として、ラブレター&ワインボックス・セレモニーを行うことを決めました。
このボックスには、1本のボトルワインと、2つのワイングラス、そしてお互いへ宛てたラブレターが入っています。
この手紙には、お互いのどこに惹かれたのか、なぜ恋に落ちたのか、そして人生のパートナーとして選んだ理由が記されています。
手紙は別の封筒に入れられしっかりと封をしており、お互いが何を書いたかは知りません。
そして5年後の今日、5年目の結婚記念日に二人が再びボックスを開けるときまで、この箱はタイムカプセルとしてしっかりと閉じておきます。
(新郎の名前)と(花嫁の名前)、もし二人が将来、乗り越えられないような大きな壁にぶつかり、共に生きることが難しいと感じる日が訪れたなら、このボックスを開けてください。
グラスにワインを注いだら、お互い別の部屋でワインを飲みつつ、ラブレターを開封しましょう。
なぜあなたがパートナーを選んだのか、結婚式の日、どういう気持ちでバージンロードを歩いたのか。
「良いときも、悪いときも」夫婦として一緒にいるという永遠の愛の誓いを交わした、あの瞬間の想いを、ラブレターを読むことで蘇らせるのです。
しかし願わくば、5年目の結婚記念日を迎える前には、このボックスが開けられることがないことを祈ります。
順調に結婚記念日を迎え、二人で仲良くタイムカプセルを開けられますように。
結婚生活は楽しいことだけではなく、時に辛いことや、耐え難いこともあるでしょう。
だからこそ、今ここで誓った想いををしっかりとタイムカプセルに閉じ込めておくのです。
それでは、(新郎の名前)と(花嫁の名前)、ボックスを閉じなさい。
セレモニーを進めるときの注意点
セレモニーの説明が終わったら、ハンマーで司式者が始めの1本目の釘を打ち、その後、花嫁さま、新郎さまと続きましょう。
家族にもセレモニーに参加してもらいたい場合は、1本ずつハンマーで釘を打ってもらい、一緒にボックスを閉じてもらうのも◎
鍵付きのワインボックスであれば、新郎新婦のお二人が一緒に鍵を閉めるだけでOKです。
ロマンティックなタイムカプセルに、この想いを閉じ込めましょう。
ロマンティックなタイムカプセル、ラブレター&ワインボックス・セレモニーはいかがでしたか?
結婚には、良いときもあれば、悪いときもある。
良いときを共に過ごすのは簡単だけど、悪いときを一緒に乗り切れるかどうかが、本当の結婚のあり方ではないかと、私は思います。
結婚式の演出として、スパイスの効いた ”ラブレター&ワインボックス・セレモニー”、ぜひ取り入れてみては☆
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