写真出典:www.ninomiya.or.jp
日本人らしい日本人のスタイルとして少しづつ人気を盛り返してきているのが神前式。2009年に沢尻エリカさんの美しい白無垢姿が話題になりましたね。リクルートブライダル総研の調べだと、2015年は16.7%のカップルが神前式を選択されているそうです。
新道にもとづいた「和婚」
神前式は1900年(明治33年)の大正天皇のご成婚が基本となり、現在のスタイルが定着しました。白無垢や振袖などの和装は年齢を意識せずに着られるため、神前式を選ぶ女性の年齢層が幅広いのも特徴です。
三三九度の杯を交わし、玉串を捧げる
儀式のなかでメインとなるのが三献の儀(三三九度の杯)、誓詞奏上(せいしそうじょう)、玉串奉奠(たまぐしほうてん)の3つ。どれも聞きなれず、見慣れない言葉ですね。これらをしきたりどおりに神に捧げることで、二人の結婚を誓うのが神前式です。
知っておきたいアイテムに込められた意味
次に、先ほどご紹介したアイテムに込められた意味をご紹介いたします。これだけは覚えておきましょう!
三三九度の杯
小・中・大の三杯はそれぞれ「天・地・人」を意味します。「天の盃」は先祖への感謝を伝えるもので、新郎から新婦、そして新郎の順に盃を交わせます。「地の盃」は二人の永遠の誓いをたてるもの。こちらは新婦から新郎、そして新婦の順に盃を交わします。最後の「人の盃」は子孫繁栄の願いが込められています。新郎から新婦、新郎の順に盃を交わします。このように「盃を三度交わすことを、三回行う」ことから三三九度の杯と呼ばれます。また、この「三」と「九」の数字ですが、三はとても良い数字であるとされ、九はその最高点にあるとされています。そのため三を重ねて九にする、という内容はとても良いものであると儀式に取り入れられたという説があります。
誓詞(せいし)
夫婦が守るべき道を記したもので、新郎が読み上げます。
今日の良き日に、この尊い熱田神宮の御神前で、私共はただいま結婚の式を挙げました。これから先は、大神様のお護りによって、互いに敬愛の誠を尽くし夫婦の道を守り一家を齊え苦楽を共にして、終生変わらぬことを、御誓い致します。幾久しく、私共をお守り下さいますよう、お願い申し上げます。ここに謹んで誓詞を奉ります出典:熱田神宮会館
玉串(たまぐし)
玉串とは、一年中青々とした葉が茂り、神さまが宿るとされる榊の枝に、紙垂(しで)や麻を結び付けたものをいいます。榊の他に樫、松、杉、樅などの常緑樹 を用いる地方もあります。
常緑の枝を用いるのは、神さまが木に宿るということから転じて、神さまに対するお供え物の意味もありますが、寧ろ清らかな誠心の 気持ちを捧げる「しるし」と考えられます出典:大崎鎮守 居木神社
先輩花嫁に聞きました!
神前式にして良かったこと
- 有名な神社での挙式は雰囲気が厳かで、まさに襟を正すような気持に。結婚する自覚とともに日本人としての自覚を感じました
- 結婚固めの盃の儀などもあり、両家とも親族になる自覚ができたようです
- 結婚後は初詣はもちろん、お宮参りや七五三など、家族の思い出を刻んでいけるのが嬉しいです
神前式で大変だったこと
- 本で勉強し、本番も介添え人が指示してくれましたが、当日手順を間違えちゃいました、、、
- 綿帽子を被ったら私のほうが背が大きく見えてしまって恥ずかしかった
- 和装は動きにくく。締め付けも強いので当日はとても大変でした
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