これから結婚式を迎える花嫁さまの中には、新しい命を授かり、出産後に子供と一緒に結婚式を挙げようと考えている方もいらっしゃると思います。今では「授かり婚」「ファミリー婚」なんて呼び名もついているほど、その割合も増えてきました。妊娠、出産、そして結婚式。女性にとっての一大イベントが一度にやってきて、幸せな気持ちはもちろんですが、初めて経験することばかりで、何をどうすれば良いのかわからなかったり、思うように進まないこともたくさんあり、戸惑いを感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本日はそんな花嫁さまの不安が少しでも吹き飛ぶよう、子供と一緒に挙げる結婚式を素敵に叶えるポイントをご紹介します♡
そもそも出産後の結婚式って実際のところどうなの?
妊娠中は体調も優れない日が多いし、準備もバタバタしてしまうので、結婚式は出産後に!と決めたものの、いざとなると、「出産前の方が良かったのかな?」「ちゃんと実現できるかな?」「子育てでそれどころではないのでは?」など、自分の決断に不安や焦りが出てくるものです。もちろん赤ちゃんやお母さんの体調が第一ですし、ご家族の都合にもよりますので、どちらの方が良い!ということはありません。
大切なことは、出産後の結婚式について現実的な面をきちんと把握し、段取りよく準備に取り掛かれるようにすることです。迷いを吹き飛ばし、素敵な一日への第一歩を踏み出しましょう♡
出産後の結婚式のメリット
まずは出産後の結婚式のメリットをご紹介します。
・子供も一緒に結婚式に参加できる
出産後の結婚式の一番のメリットは、お子様と一緒に結婚式を挙げられるということです。ドレスアップをして、まさに天使のような愛する我が子との結婚式。イメージするだけで、とても微笑ましく、可愛らしく、幸せな空間が広がってきます。子供と一緒だからこそ味わえる感動もきっとあるでしょう。また、改めてゲストへのお披露目の場を設けることもできます。記念の家族写真を撮ったり、お子様も参加した演出を加えると、より一層素敵な思い出になること間違いなし♡
・ドレスを自由に選べる
妊娠中はお腹の膨らみも目立ってきますし、締め付けで気分が悪くなってしまう心配があったりと、どうしても身体のことが優先されます。そのためイメージしていた自分の好みのドレスが着られない可能性もあります。
産後ですとそのような心配がなく、ドレスの幅がうんと広がります。お色直しをお考えの方はお子様にも同じカラーのドレスを着せても可愛いですよね♡
体型が戻るかな?と心配になる方もいらっしゃるかと思いますが、個人差はあるものの、産後はだいたい6ヶ月程で妊娠前の体型に戻るといわれています。その点も考慮して日程を決めても良いですね。
産後はどうしても子供中心の生活になりますが、結婚式という目標があることで、自分の身体のケアも日頃から意識することができるという見方も。
・準備期間のゆとりを持てる
マタニティ婚の場合は短期間で準備をする必要がありますが、産後の結婚式の場合はゆっくりと少しずつ準備を進めることができます。育児でなかなか時間が取れないのでは?と心配な声もありますが、出産前から少しずつ進めておくことで、負担も少なくすることができます。時間にゆとりがあるとストレスも軽減されますし、結婚式でやりたいこともいろいろな情報を集めながら吟味することができますよ。また、金銭面においても早いうちから計画的に準備することができ、家計には嬉しいですね。
気を付けたいポイント
続いて、気を付けたいポイントをご紹介します。
・当日の子供のケア
結婚式当日は主役のお二人がお子様のお世話をすることはできません。お子様は主にご家族のどなたかに面倒を見てもらうことになります。お二人もご家族も安心して結婚式を楽しめるように、事前にお子様の食事・泣き出してしまったときの対応・寝てしまったときの対応を考えておくと良いでしょう。食事に関しては、子供の年齢や成長具合にもよりますが、一つの目安として、授乳期間が終わっていると花嫁さまも安心ですし、預けやすくなります。会場側には、離乳食は持ち込めるのか、お子様プレートの対応はしてもらえるのか、あらかじめ確認しましょう。食事を用意してもらう場合は、お子様のアレルギーには十分注意しましょう。そのほか、ベビーベッド、ベビーチェア、万が一の場合の休憩部屋を用意できるかも確認しておくと良いですね。途中でぐずってしまった場合を想定して、お子様のお気に入りのおもちゃを用意しておくとご家族も安心です。
・打合せは子供も同席する?
当日までは少なくても3~4回の打合せがあります。1回の打合せは約2時間くらいですが、あまり足を運べないからまとめて打合せをしたいという方は、その分もう少し時間がかかるかもしれません。最近の会場にはおむつ替えができる多目的トイレも完備していたり、万が一授乳が必要な際には部屋を借りることもできるかと思うので、お子様同席の打合せも可能です。
ですが、打合せもメインとなるのは花嫁さま。話が中断してしまったり、なかなか集中できないことも考えて、新郎さまやご家族の方と一緒に行ける日を選ぶと良いでしょう。預けることができる環境にある方は、預けて行くのも良いかもしれません。スムーズに打合せを進めていくためにも、プランナーさんと当日までのスケジュールをしっかり相談しておくことも大切です。
・日程、時間の決め方
出産後の結婚式で一番重要なのは日程です。産後直後は体の回復とお子様のお世話が最優先。お母さんも慣れない育児で精神的にも体力的にも疲れも出てきますので避けた方が良いでしょう。ではどの時期が最適なのでしょうか?こちらもご家族の都合やお子様の成長具合にもよりますので、絶対にこの時期!ということはないのですが、時期を決める上でおさえておきたい大切なポイントをご紹介します。
・一般的に打合せが始まるのは当日の半年~4ヶ月前から。準備期間の逆算も大切!
・小さな子供が一緒でも季節的に過ごしやすい時期かどうか。
・子供を優先して朝~お昼の時間帯が◎
以上から、「お子様が1歳以降で、過ごしやすい季節・時間帯」というのを一つの目安にするとよいかもしれません。
海外挙式も可能?
海外挙式への憧れも捨てきれない方もいらっしゃると思います。妊娠中は体のことを第一に海外挙式を断念する方が多いですが、産後ならばハネムーンを兼ねて挙式を挙げることも可能です。ふたりきりのハネムーンとはいきませんが、最高のロケーションの中でファミリーフォトを楽しむこともできますし、子供がいてこその素敵な思い出もできますよね。
ですが長時間のフライトはお子様にも負担がかかるため、行先や時期は慎重に選ぶことが大切です。また、アメリカ圏では12歳以下の子供を一人にする場合はベビーシッターが義務付けられています。家族3人だけで挙式をされる方は、おふたりがお世話できない場面も出てきますのでベビーシッターの手配が必要です。事前にプランナーさんに相談しましょう。
結婚式準備の進め方のポイント
続いては具体的な準備の進め方のポイントをご紹介します。やれることから少しずつ、計画的に進めることで、負担はうんと軽くなりますよ♡
産前にしておくことって?
ファミリーウェディングの準備で大事なことは、決めれることはある程度産前に検討してしまうことです。時間のあるうちに結婚式の大枠だけでも決めておくと、子供が産まれてからは方向性を絞って準備を進めることができます。続いてはその具体例をご紹介します♡
会場選び
まず大切なのは会場選び。これは是非産前にしておくことをおすすめします!子供が産まれてから会場見学となると、なかなか時間も取れなかったり、思っていた時期が既に埋まってしまっていて焦ってしまったり、結局先延ばしになってしまう可能性もあります。安定期に入り、体調も落ち着いてから是非おふたりで会場選びをしてみてください。おおよそ1年半先の日程になるので会場の予約も比較的スムーズにいきますし、早めに予算を知れることで、費用面でも計画的にやりくりできますよ。
会場の雰囲気や食事内容など、結婚式場の決め手はそれぞれかと思いますが、「子供と一緒でも安心して任せられる」というのも大切なポイントです。以下は、意外と見落としがちな確認しておくと良いポイントです。
・バリアフリーであるかどうか。(ベビーカーでの移動は可能か。導線良く移動できるかもポイント。)
・万が一の場合の休憩部屋を用意できるか。
・子供用の食事の内容、持ち込みは可能か。(離乳食も用意してもらえるのか、持ち込みはできるのか等)
・見学時のスタッフの雰囲気や子供への対応
私がプランナー時代、子供がいても安心して新郎新婦様が過ごせるようにスタッフ間で話し合い、打合せスペースにおもちゃやぬいぐるみを用意したり、こまめに休憩を挟んだり、あれこれ工夫しながら打合せをしていました。ある披露宴では会場の一角にキッズサークルを作り、子供が飽きてしまったときなどに自由に遊べるようにしたこともありました。(親族だけの少人数の結婚式でスペースにゆとりがあったので実現しました。大人数だと難しいと思いますが…。)母になった今だからこそ、そういう会場側の気遣いはとてもありがたいものだなぁと感じます。「受け入れてもらえる」って、子供を持つ親からすると、何よりの安心材料ですよね。物理的に難しいことはあっても、出来る限り子供が過ごしやすいようにイメージしながら会場選びをしてみてくださいね。
好みのドレスを知る
妊娠中に試着となるとサイズ感も変わってきたり、体調にも影響しますので、難しい方もいるかと思いますが、会場の提携先のドレスショップのサイトをチェックすることは是非早いうちから始めてみましょう。どんなラインのドレスが良いのか、カラードレスのイメージは?自分の好みを絞っておくだけでもドレスフィッティングもスムーズに進みますよ。ブーケなどのフラワーアイテムもやはりドレスとのバランスが大切です。まずはドレスのイメージをしっかり固めておくと、それに付随するアイテムのイメージも膨らんで、決めやすくなりますよ♡
招待ゲストのリストアップ・席次の仮決め
ゲストをリストアップすることも時間があるうちに。そこで、今後の準備をスムーズに進めるために、あらかじめ会場側にテーブルは最大何卓セッティングできるのか、一つのテーブルに最大何人着席できるのかを確認しておきましょう。そうすることで、リストアップの際にざっくりとグループ分けをすることができます。そうすれば、いざ席次を決める時は配置を決めるだけでOKなので悩むことなしですよ♡
出産後はまずは身体の回復と育児のリズムを掴むことから
出産後は自分が思っている以上に身体の回復に時間がかかります。それに加えて寝不足や慣れない育児への不安やストレスも蓄積されます。結婚式のことはちょっとだけお休みして、まずはお母さん自身が体を休め、育児のリズムを整えることが大切。赤ちゃんも3ヶ月後くらいには昼夜の生活リズムがついてきて、お母さんも少しずつゆとりが持ててきます。結婚式の準備はそこからでも十分間に合います。
隙間時間を上手に活用♡日々の子育ての記録も大切なヒントに
育児をしながらだとどうしてもまとまった時間が取れなかったり、作業もすぐに中断してしまいます。手作りするものはお子様が寝てからか、休日に新郎さまと協力して交代でやるのが良いでしょう。
ウェディングケーキのデザイン、ブーケや会場装花のイメージ、ヘアスタイル等、花嫁さまがメインとなるアイテムは日頃から手が空いているときにSNSなどでリサーチしたり、情報収集しておくだけでも後々スムーズです♡
私は今でもよく子供が寝ている間や授乳中にInstagramやPinterestで好きなウェディングの画像やファッションの画像を集めているんですが、あとから見直すと、自分が本当に好きなものがわかったり、全然違う画像でも雰囲気に共通点があったりして、新しい発見がありますよ♡
また、せっかくのファミリーウェディング。毎日のお子様の成長記録をしっかりカメラにおさめたり、日記に書き留めておくことも大切♡写真はムービーに使ったり、ウェルカムスペースに飾ったりと、結婚式でも何かと活躍の場面が出てきますよ♡また、子供が産まれた時の気持ちや、日頃感じたことなどを書き留めておくと、気持ちの整理ができたり、後から振り返った時に何かのヒントになります。
新郎さまの協力が不可欠。夫婦での話し合いの時間を大切に、素敵なファミリーウェディングを♡
いかがでしたでしょうか。子供が産まれてからの結婚式は大変と思われがちですが、段取りよく準備をすれば、何も心配することはありません。
ですが、それには新郎さまの協力も不可欠です。出産後はどうしてもお子様中心の生活になりますが、お休みの日は夫婦で話し合う時間を設けたり、家事や育児も協力し合いながら、二人で楽しく準備することを大切に♡
愛するお子様と、大切なご家族・ご友人と、素敵な結婚式を迎えてくださいね♡
子供が活躍できる演出についてはこちらをチェック♡
https://wedding-tips.jp/family-wedding-2/
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