結婚式のさまざまな打ち合わせの中に、司会者との打ち合わせがあります。

「そもそも結婚式の司会者との打ち合わせって何するの?」と不安に感じている方もいらっしゃるかもしれません。
そこで!司会者との打ち合わせに向けての心構えやおふたりが準備するもの、打ち合わせ当日のポイントについて現役司会者がお伝えします!

成功の秘訣その1♡司会者との打ち合わせで何をするか知っておく

「司会の打ち合わせって一体どんなことを話せばいいの?」よくそんな声を聞くことがあります。

司会者の役目は、『おふたりの結婚式のイメージを言葉にして演出する』こと。そのためには、おふたりからたくさんの情報を引き出す必要があります。
つまり、おふたりらしい結婚式を作り上げるには司会者にできるだけ多くのエピソードを伝え、しっかりと要望を伝えることがポイントなんです。

「でもまだ結婚式の具体的なイメージが持てていないし、何から話せばいいのかわからない」という方もご安心ください♩司会のプロがおふたりの想いをいろんな角度からヒアリングしてくれますよ。

司会者との打ち合わせの時間はどれくらいかかるの?

司会との打ち合わせ時間はだいたい1時間~1時間半くらい。おふたりとのお話が盛り上がると2〜3時間かかってしまうケースも。打ち合わせの後に予定がある場合は、事前にそのことを伝えておくとベター◎

何を準備していけばいいの?

 現役司会者が教える!結婚式を成功に導く打ち合わせ3つの秘訣♡ で紹介している画像

引用:https://www.shutterstock.com/

まずは「プロフィールシート」を準備しましょう!
司会者がこのプロフィールシートをみて、おふたりの幼い頃、学生時代のこと、おふたりの馴れ初めやプロポーズのエピソードなど、話を広げていきます。
プロフィールシートは、式場側からもらえるものや最近ではインターネットで入力するものもあります。内容に沿って記入していきましょう。
一通り書き終えると、当日司会者から紹介してほしいエピソードが頭の中に浮かび上がってくるはず。うまく書き表せないと思っても大丈夫!打ち合わせ当日に、紹介方法やニュアンスを口頭で伝えましょう。

成功の秘訣その2♡プロフィールシートでおふたりのこれまでを思い出そう

式場によってプロフィールシートの内容が異なりますが、よくある項目をご紹介します。

  • 生年月日、出身地
  • 家族構成
  • 幼いころのエピソード
  • 学歴
  • 職歴
  • 趣味、特技
  • おふたりの馴れ初め
  • お互いの第一印象
  • 思い出のエピソード
  • プロポーズした日、プロポーズの言葉
  • 入籍日
  • どんな家庭を築いていきたいか

などなど
きれいにまとまらない!と思ったら、難しく考えずに箇条書きでもOKです!

これまでの人生を振り返る3つの方法

その1 思い出の写真を見る

当時思い出に残っているものは?と急に聞かれてもパッと浮かばないもの。
ある先輩花嫁さまは、昔の写真をみてその時の楽しかった感情や見た景色を思い出すことができたそうです。

その2 お部屋の中から思い出の品を探す

当時の夢が書かれた卒業文集や、彼と初めてデートした時に買ったお揃いのストラップが見つかるかもしれません♡

その3 人に会って昔話をする

ご家族だけでなく、ご友人とも「そういえば私たちが仲良くなったきっかけって…」と会って話してみてはどうでしょう。

素敵な台本に!プロの司会者にエピソードをまとめてもらう

プロフィールシートを書きながら、これまで過ごしてきた日々を思い出してみてください。
自分たちの生い立ちや大切にしてきたもの、夢中になっていたもの、そしてこれから大切にしていきたいものが見えてきます。プロの司会者に任せれば素敵な文章にまとめてくれますよ!

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じつは、結婚式までの期間はこれまで歩んできた人生を振り返るいい機会でもあります。
今の自分に繋がっていることが見えてきたり、誰かへの感謝の気持ちなど整理したりすることができます。

成功の秘訣その3♡紹介してほしいこと・してほしくないことをまとめる

結婚式全体を通して新郎新婦さまがマイクを通して話すのは、実は最初のウェルカムスピーチと結びのプログラムくらい。あとは司会者がおふたりからヒアリングした想いを声に乗せて紹介してくれます。
また結婚式の場で言ってほしくないことや、わざわざ紹介しなくてもいいことがあればそれも一緒に伝えておくとベター◎
どんなに些細なことでも、気になっていることがあれば司会者に相談してみましょう!

結婚式にイメージが沸いてくる!司会者に紹介してほしいこと実例

とっておきのエピソードや、手作りしたもの、会場、ドレス、演出、誰かの誕生日…など決まりはありません。進行の打ち合わせをしているうちに、当日のイメージが具体的に出来上がっていくのを実感できると思います。
よりおふたりらしい結婚披露宴となる紹介内容を抜粋してご紹介します!

おふたりのこと

「はじめてアルバイトして稼いだお金の使い道は、両親へのディナーをプレゼント」
「ずっと野球一筋だった新郎とその野球部のマネージャーだった新婦」

おふたりらしさが伝わるエピソードは聞いているゲストも懐かしく感じるもの。相手の親御さんや親族の方もお聞きになるものですので、紹介の仕方によってはさりげなくアピールすることもできます。そしておふたりの出会いについてお話する花嫁さまの表情は皆さまとびきりキュートです!

ゲストのこと

「スピーチを引き受けてくれた人は、会社の先輩。入社当時からいろんなことを教えてくれた」
「小学生の頃、登下校でお姉ちゃんと手を繋いでいたなぁ」

サプライズでエスコート役に指名された人にとっては、突然名前を呼ばれ、びっくりした表情もつかの間、気づいたら退場なんていうこともあります。せっかくなら、その人とのエピソードや感謝の想いなども司会者を通して伝えてもらいましょう。

会場を決めた理由

「付き合っていた頃、この会場から見える夜景を眺めながらデートをしていた」

当時のことを思い出しながらの結婚式って素敵ですよね。付き合っていた時の気持ちをこれからも大切にしていきたいという想いが伝わることでしょう。

手作りグッズ

「写真を撮るのが好きなゲストのためにフォトプロップスをたくさん作った」
「おばあちゃんが手作りしてくれたリングピロー。ひと針ずつ幸せの願いが詰まっている」

新郎新婦が入場する前、各テーブルで写真撮影をするときなどシーンに合わせて司会者から紹介してもらうのもいいですよね。

ウェディングケーキ

「共通の趣味である釣りをイメージしてパティシエに作成してもらった。ポイントは○○!」
「ファーストバイトのスプーンは特大サイズ。新郎には当日まで内緒」
こだわった部分や注目してほしいポイントがあればぜひ紹介してもらいましょう。コメント一つでゲストの撮影したい欲が掻き立てられるかも?!

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ウェディングドレス

「ロングトレーンのレースづかいに一目ぼれした」
「試着をした時この色合いが、とっても新婦のイメージに合っていた」
ドレスを選んだポイントや、彼とのドレス選びの幸せな時間も紹介してみるのもアレンジがきいていいかもしれません。ドレス姿に注目を集めたいときはその旨も伝えるのがポイントです。

先輩花嫁さまが紹介してほしくなかったことって?

中には、「馴れ初めを言いたくない」「学歴、職業は省いて欲しい」という方ももちろんいらっしゃいます。紹介してほしくないことがあれば、打ち合わせで司会者に伝えておくことがポイント。安心して当日を迎えることができます。

たとえば、おふたりの出会いにしても「○○年に出会い、お付き合いがスタート」ではなく「出会ってからすぐにお互いの居心地の良さに惹かれあっていきました」といったニュアンスにアレンジしてもらうこともできます。何もかもを事細かに紹介しなくてもいいんです。
隠す必要もないけどあえて言う必要もないと思うことがあれば、しっかり打ち合わせの段階で伝えておきましょう。

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思い出を振り返り、お互いの価値観を知るきっかけにもなる

結婚式はおふたりが辿ってきた人生や、大事にしている思い出などが垣間見えるものです。
「ゲストを想う心」や「これまでとこれから」が見える結婚式は、司会者としてもウルっとくるものがあります。
その場に集う一人ひとりが心から楽しみ、ずっと心に残るウェディングにしてほしい。そう願っています。

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小さな思い出ひとつでも、それを聞かせていただくことで司会者のイメージはぐっと広がります。
是非、結婚式のお打ち合わせでおふたりのことを聞かせてくださいね☆

 

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