ディズニー×大人婚♡大人カップルの夢がかなう場所をつくる方法

たくさんのカップルから大人気のウェディングテーマ「ディズニー」。
けれど、「まんまディズニー」は自分たちにはちょっとファンタジーすぎる……。
そんな葛藤に悩んでいる人はいませんか？

今回はそんな悩めるプレ花嫁さまへ
フリーランスのウェディングプランナーが、ディズニーの世界観を大切にしながらもディズニー色に染まらない、大人婚のレシピをご紹介します。
キャラクターや有名な曲に頼らない、ディズニーの素敵要素だけを抽出した「ディズニー的大人婚」。
結婚式の会場を「夢がかなう場所」にしたいおふたり必見です♡

ディズニーがテーマの結婚式と言えば……

引用：https://www.shutterstock.com/

ディズニー好きのおふたりなら、やっぱり憧れるディズニーをテーマにした結婚式。
でもなんだか自分たちの結婚式に置き換えるとピンと来ない。
とても素敵で夢があるのに、プリンセスにはなりきれない！という人も多いのではないでしょうか？

一般的にディズニーをテーマにした結婚式は

• ディズニープリンセスをイメージしたドレスを着る。
• ディズニーの定番BGMを使う。
• ディズニーキャラクターをモチーフにした招待状や受付グッズなどを手作りし、会場の随所に散りばめる。

というイメージがありますよね。

もしかすると、ピンと来ない理由は、そのイメージがおふたりの理想の結婚式と合っていないからかもしれません。

大人も童心にかえって楽しめるのがディズニーの良さでもありますが、「みんなが知っているディズニー」にこだわると、結婚式全体の雰囲気が幼くなってしまうこともあります。
これが大人婚とディズニーがテーマの結婚式がリンクしない理由です。

ディズニー×大人婚　実現させる秘訣は「ディズニーらしさ」にあり

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たとえば、ミッキーマウスの形を模したアイテムをたくさん用意すれば、ゲストは一目でディズニーがテーマの結婚式だと気づいてくれます。
ディズニープリンセスの衣装を着て、司会者にその旨をアナウンスしてもらえば「ディズニーが好きな新婦なんだ」ということもわかってもらえるでしょう。
ですが、ディズニーと大人婚をうまく融合させるには、もう少し踏み込んで考えてみることが大切です。

私は、仕事のアイデアを見つける目的も兼ねて、幾度となく東京ディズニーリゾートに足を運んでいます。
ミッキーやミニーと写真を撮影するのも楽しいのですが、それ以上に感動するのがゲストに夢を与えるための仕掛け。
ここでは、ディズニーと聞いてみんなが思い浮かべるキャラクターやモチーフをひとまず脇に置いて、ディズニーらしさからインスピレーションを受けた結婚式のアイデアをご紹介します。

おふたりの「結婚のシンボル」を会場の中央に

東京ディズニーランドのエントランスをくぐると、美しいシンデレラ城が出迎えてくれます。
シンデレラ城はディズニーランドの中央にあるため、よほど行き慣れた人以外はそのまま吸い込まれるようにシンデレラ城の方向へ進んでいきます。
多くのゲストはシンデレラ城をバックに記念写真を撮影し、そこから興味のあるエリアに広がっていきます。
ぱっと目を引く対象物があることによって、人はそこに集まり、その後の時間に対する期待値がより高まります。

この効果は簡単に結婚式に応用することができます。
たとえば、キャンドルサービスのメインキャンドルやピラミッドキャンドルなど、おふたりの結婚式のシンボルを会場の中央に配置してみましょう。
ゲストテーブルの中に、みんなが集まれる場所が1ヶ所あるだけで、ゲストに動きが生まれます。
新郎新婦とのフォトタイムも、高砂に上がってもらうのではなく、おふたりがシンボルの前に行くことで、写真撮影のハードルもぐっと下がるでしょう。
たとえお呼ばれしたゲストであっても、おふたりの聖域である高砂に行くことは、けっこう勇気がいるものなのです。

ひとつひとつのアイテムに、ストーリー性を

ディズニーの世界では、そのすべてにバックグラウンドストーリーがあります。
「このホテルは……」「このアトラクションは……」という大きな建物やアトラクションのストーリーは多くの人が知っていますが、こだわりはそれだけにとどまりません。
たとえば、東京ディズニーランドには、トゥーンタウン・デリバリー・カンパニーという便利グッズを販売するワゴンがありますが、そのタイヤはなぜかパンクしています。
それは、トゥーンタウンの宅配屋であるデリバリー・カンパニーが、いつものように荷物を運んでいるとトラックのタイヤがパンクしてしまい、動けなくなったので積んでいた荷物を販売し始めた――というストーリーによるもの。
こんな細かなストーリーがあることで、何度行っても新鮮な発見をゲストに与えているのです。

ここからは私が実際に担当したお客様のお話です。
そのお客様もディズニーが大好きだったのですが「いかにも」な感じは苦手ということだったので、このようなバックグラウンドストーリーを結婚式のアイテムひとつひとつに設定することをご提案しました。
挙式のご新婦さまのヘアスタイルは、当時注目を集めていた沢尻エリカさんのユリのヘッドドレス。
そこで、披露宴では「挙式で身に纏ったユリの花を、ゲストへのプレゼントとして大きなブーケにした」というストーリーを描くことにしました。
会場に入った瞬間、友人たちを出迎えたのは天井からゲストテーブルへ流れるように向けられたユリのブーケ。
このストーリーはしっかりと、挙式の報告の際にMCから紹介しました。

現実的に考えれば不可能な話ですし、それが作られたストーリーであることはみんながわかっています。
それでも、アイテム一つ一つにバックグラウンドストーリーを持たせることで「なんか、どこかで感じたことがあるような……」とゲストに思わせることができるのです。

【第2弾！】ディズニーランドがお手本？とびきりセンスフルな結婚式のテーマ4選

ディズニーの隠れた名曲！大人婚にぴったりのBGM

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結婚式の印象を決定づけるBGM。
有名な曲は定番すぎると感じるのなら、パークで行われているショーやパレード、季節のイベントのテーマ曲をチョイスしてみるのがおすすめです。

中でもおすすめなのはこの5曲。
「聴いたことがあるような、ないような……」このさじ加減がポイントです♡

東京ディズニーシー　プラザ・アクアスフィア　Day

東京ディズニーシーのエントランスで流れているこの曲。
まさに「これから始まる感」満載で、迎賓にぴったり！
ゲストの期待値を高めながらも、穏やかな旋律で落ち着いた大人婚にもばっちり対応します。

ちなみに、この曲には夕方以降に流れるNightバージョンもあり、こちらはおひらき後の送賓時におすすめ。
余韻たっぷりの送賓シーンになりますよ。

Season of the Heart

東京ディズニーシーで、バレンタインの時期に合わせて過去に行われていたスペシャルイベント「シーズン・オブ・ハート」のテーマ曲。
最初の入場やキャンドルサービスの入場におすすめです。
ホテルミラコスタでは、プロフィールムービーの後、そのままおふたりが入場するという、エンターテイメント性の高い演出のBGMとしても使用されています。

Voyage to the World of Spring

こちらも東京ディズニーシーのスペシャルイベント「ミッキーとダッフィーのスプリングヴォヤッジ」のテーマ曲。
音源にはショーの音声も含まれているため、音声がなくなるサビからの使用がおすすめです。
メインキャンドルの点火時や、おひらきの新郎新婦退場時に。
春の訪れがテーマなので、華やかな旅立ちにぴったりです。

How Far I’ll Go

ディズニー映画「モアナと伝説の海」の主題歌。
閉鎖的な島で育った少女が波の向こうへと漕ぎ出す様子を描いた名曲です。
キャンドルサービスやプロフィールムービーなど、過去と未来をつなぐシーンにおすすめ。
おふたりの未来へ向かう瞬間を力強く後押ししてくれますよ。

Color of the wind

ディズニー映画「ポカホンタス」の主題歌。
ヴァネッサ・ウィリアムズのしっとりとした情緒的な歌声は、中座に向かうシーンやキャンドルサービスと相性◎。
花嫁の手紙のBGMにもおすすめです。

ディズニーで全部曲を揃えましょ♡シーン別ディズニー結婚式BGM30選♡

ディズニーの世界観をお手本に、夢がかなう場所をつくりましょう♡

引用：https://www.shutterstock.com/

一見、実現が難しそうなディズニー×大人婚。
けれど、ディズニーの要素をうまく取り入れれば、キャラクターや定番のBGMに頼らない大人婚になります。
それは、おふたりのオリジナリティを生かしつつも、楽しさや感動や夢や冒険といった、ディズニーの世界観を再現したものになるでしょう。
本当にディズニーが好きなおふたりなら、きっと実現できるはずです。
さぁ、ディズニー的大人婚の準備を始めましょう。