結婚式準備の中でも大切な役割を占める、結婚式の招待状作り。
もちろん、結婚式場でも招待状は販売されています。でも、ゲストの皆さんには、自分たちの結婚式に関して一番最初に手元に届くものが招待状。できれば、自分たちらしく気持ちを込めて招待状を送りたいですよね。そんなときにオススメはやはり、招待状を手作りすること。
しかし、招待状を手作りするには、招待状の中に同封する必要なアイテムや、挨拶文や宛名書きなどのマナーがたくさん存在します。
そこで今回はWeddingTipsより、心を込めて手作りをしたい花嫁さまへ、結婚式の招待状の作り方をご紹介します!
招待状を手作りするときの5つのポイント
結婚式の招待状には、昔からの伝統に基づくさまざまなマナーが存在します。手作りする際は、以下にご紹介する5つのポイントをチェックしておきましょう☆
Point1:差出人名義はダレ?
今でこそ、結婚式は新郎新婦の2人が費用を負担し、主役の新郎新婦自身が準備を全て行うことが一般的になりつつあります。しかし、本来結婚式は「両家が執り行なう結婚式」。つまり、両家の親がムスコムスメの晴れ姿を披露すべく結婚式を執り行っていました。そのため昔は結婚式の招待状は差出人は親の名前で出すのが一般的であり、その慣例は今も結婚式の招待状に表れています。
しかし、最近では新郎新婦の名義で出すことも増えています。また、その間をとって名義は新郎新婦の名前でも、本状の挨拶文の中に、両親の連名を入れる文例もあります。
親も含め親世代のゲストは、招待状の差出人は「親名義が一般的」と思っている方もまだまだ多くいます。差出人名義は招待状の作成の中で一番大切なチェックポイントとなりますので、忘れないように両親チェックを入れましょう!
Point2:挨拶文はどうする?
招待状の挨拶文は、差出人名義や、季節により、更には、海外挙式後の披露宴だけのパーティなのかで挨拶文が異なってきます。インターネットで文例を検索すれば、沢山サンプルやテンプレートが入手出来ますが、基本的な流れをまずは知っておきましょう。招待状本状の挨拶文の基本構成は主にこのような流れになります。
「頭語」
「時候の挨拶」
「結婚式への招待の文章」
「出席のお願い」
「返信のお願い」
「結語」
「結婚式日取り」
「差出日」
「差出人名義」
「返信ハガキ締め切り日取り」
では、実際の文例サンプルもご紹介!差出人名義によっても内容が異なってきますね。
◎両親・本人の連名
◎本人・両親の連名
◎両親名
◎新郎新婦名
◎挙式済の披露宴だけの場合
Point3:返信ハガキはどこに届くようにする?
返信ハガキの宛名は、「新郎側ゲストは新郎側へ」「新婦側ゲストは新婦側へ」が基本スタイルです。また、宛名は招待状の差出人となります。そして、それぞれ両家で自身のゲストの集計を行います。
しかし、新郎新婦どちらかの名前で統一をして、全てのゲストの集計を把握するのもOK!どちらでもマナー違反にはならないので、そこは両家で話し合いをして都合の良い方法を探しましょう。
ちなみに、返信ハガキの宛名を印刷する際には、敬称は「様」ではなく「行」となります。
Point4:宛名書きは印刷?手書き?
宛名書きは、毛筆で書くのがベストでも、なかなか毛筆で文字を書く機会も少なく、苦手な人も多いですよね。そんなときは、筆ペンでも大丈夫です!それでも、難しい場合には、パソコンで宛名書きを印刷しても大丈夫です。しかし、その際にはフォント設定を楷書体もしくは、行書体に設定をし「毛筆っぽい」雰囲気を出すようにしてくださいね。
Point5:招待状必要枚数の数え方
招待状は、招待するゲスト全員に出すものではありません。基本的には、「家族に1通」「夫婦に1通」と数えます。もし、家族間でもお子様が独立されていて、遠方で一人暮らしをしている等の場合には、その方には別で1通招待状を発送します。
招待状の手作りに必要なアイテムはこの6つ!
結婚式の招待状の中には、必ず同封しておかなければならない6つのアイテムがあります。一つずつチェックしていきましょう♪
1 招待状本状
招待状本状とは、結婚式の招待状のメインとなるアイテムです。結婚式にお越しいただきたいという旨や、開催時間や場所などを記載します。
本状の中に印刷する挨拶文には、4つのマナーがあります。
句読点は使用しない
「区切り」や「終わり」を意味する句読点は、結婚式関連の印刷物には、縁起が悪いという意味合いで使用しません。本来句読点を使用する場所には、一コマ空欄を空けます。
使用する漢字に注意
「忌み言葉」を使用しないように注意しましょう。例えば「お忙しい中」の「忙」は「心」を「亡くす」という漢字が入ってしまっているので、使用は避けましょう。
重ねる言葉は結婚式にはNG
「重ね重ね」「たびたび」など繰り返す言葉も、何度も起こるという意味で結婚式では縁起が悪いと言われています。
横書き・縦書きは統一する
本状が横書きなら、宛名書きも横書き。など、本状と宛名書きの縦横は合わせましょう。
2 返信ハガキ
返信ハガキでは、出欠確認の他、最近では「食材に対するアレルギーの有無」や「宿泊手配が必要か否か」「送迎関連の必要有無」など、より丁寧なヒアリングをすることも増えてきました。返信ハガキには、50円切手を貼っておくことも忘れないようにしてくださいね♪
3 会場への地図
招待状に同封する会場への地図は、殆どの場合結婚式場で準備しています。地図を手作りするのはなかなか難しい作業ですので、結婚式場で販売されている地図を使うことをオススメします!
4 付箋
招待状に同封する「付箋」とは、挙式に出席していただきたいゲストや、主賓挨拶、乾杯の発声を依頼したゲストへ招待状と一緒に同封する小さいメモ(名刺サイズくらい)のことです。その他、付箋が必要な場合は「受付を依頼するとき」「余興を依頼するとき」などです。
ただし、この招待状の同封で初めての依頼になるのはマナー違反なのでご注意を!事前に直接依頼をしておいて、改めて招待状に同封するのがマナーです♪
5 封筒
封筒に招待状セットを封入する時は、入れる向きに注意します。招待状の封を開けた際、全て表がこちらを向いているように封入します。
また、郵送の場合には、封を糊付けしてから封緘シールを貼ります。手渡しの場合には、封緘シールだけでOKです!使用する糊は、水糊だと糊を付けた部分が波打ったような状態になってしまうので、スティックタイプのものか、シールタイプの糊がオススメです。
6 慶事用切手
結婚式の招待状には、普通の郵便切手ではなく、慶事切手を使用します。ただし、必ずしも慶事用切手ではなくてもマナー違反ではありません。華やかでお祝い事をイメージするような切手であれば大丈夫です。
切手を貼る位置には要注意!封書が横書きの場合には、右上。封書が縦書きの場合には、左上になるので確認をしましょう。
招待状の手作りも、結婚式の大切な思い出の一つ♪
結婚式の招待状は、細かなマナーがたくさんあります。折角頑張って結婚式の招待状を手作りしても、マナーを損ねてしまっては、イメージもあまりよくありませんね。招待状を手作りを始める前に、まずはマナーを知っておきましょう。
結婚式の思い出作りは準備段階から始まっています☆結婚式の招待状を手作りする時も、時には作業に手間取ることもあるかもしれませんが、2人で協力し合いながら、楽しみつつ準備を進めてくださいね♪
手作りの招待状が完成したら☆次は招待状の発送方法をチェック!
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