結婚式が決まると、どんな式にしようかどんな演出を加えようか、色々とイメージがふくらみますよね。最近では、リングボーイやブーケプルズなど、親族やゲストも巻き込んだ参加型の演出が増えています。

ゲストにも一緒に感動してもらいたいとお悩み中の花嫁さま。“ベールダウン” というセレモニーをご存知でしょうか?
最近結婚式に参列した方は、花嫁の母親がベールをおろすシーンに見覚えがあるかもしれません。
ベールダウン” とは、バージンロードを歩き始める前に、お母さまへ感謝の気持ちを伝え、新しいパートナーの元へと送り出してもらう感動的なセレモニーなんです。

今回WeddingTipsでは、そんなベールダウンの意味合いや流れをご紹介していきます。

この記事を読み終わった頃には、
きっとみなさんも「ベールダウンは絶対に取り入れるべき!」という気持ちになっていることでしょう☆

ベールダウンの意味

“ベールダウン” という言葉にピンとくる人はまだまだ少ないかもしれませんね。
似た言葉に “ベールアップ” というものがあります。こちらは挙式の最中、新郎さまが花嫁さまのフェイスベールをあげ(up)、ふたりの間の隔たりを取り払って誓いのキスを行うという、誰もが一度は目にしたことがあるであろう有名なセレモニーです。

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では、ベール “ダウン” とは?
勘の良い方はもうお気づきだと思います。そうです。挙式前にフェイスベールをおろす(down)儀式です。
ちなみに、フェイスベールというのはウェディングベールの顔にかかる部分のこと。

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ベールは頭のてっぺんにピンで固定してあり、上げ下げ出来るように折りたたまれているんです。
フェイスベールをおろす行為には、とても大切な意味合いが込められています。

実際、ベールダウンをしている花嫁さまはどのくらいいるの?

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ゼクシィの結婚トレンド調査2015によると、「実施割合が61.0%、挙式で実施する演出の1位」がベールダウンなんです。
2010年の調査では23.2%だったところから、今では半数を超えています。
爆発的に普及しているのがよくわかりますね。
最近は両親やゲストも参加出来る参加型演出を取り入れるカップルも増えているので、今後ベールダウンは結婚式のスタンダードになっていきそうです。

ウェディングベールの役割

そもそもベールとは何なのでしょうか?

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調べてみると意味合いは諸説あるのですが、思っていたより歴史は古く、古代ローマの時代にはすでに頭を覆う布が見られたようです。その頃は魔除けのためのアイテムでした。
結婚式では、神様への忠誠を表す黄色いベールや、悪魔から身を守る赤いベールが使用されていたそう。今ではすっかり白のイメージが広まっているので意外ですね。

今のように、白く薄い布を頭からまとうスタイルはキリスト教プロテスタントの習慣が広まったと言われています。キリスト教においてもベールは清浄の象徴であり、花嫁さまを清め、さらおうとする悪魔から守ってくれるものでした。
ちなみに、守る手段として「新婦と親しい友人に花嫁と同じ格好をさせてカモフラージュした」というのが、最近日本でも結婚式の演出としてよく見られるようになった “ブライズメイド” のもとになっています。

今では華やかさを演出する、花嫁の飾りとしての意味合いが強いベールですが、新郎さまのもとにたどりつくまで守ってくれる大事な役割を担っているのです。

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ベールをおろすのは誰?

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入場時の花嫁さまはフェイスベールをおろしすでに守られた姿で登場することが多いですが、では、そのフェイスベールをおろしているのは誰なのでしょうか?

一般的には花嫁さまのお母さまに行っていただくことが多いです。

今までの話でもあったように、ベールは魔除けの役割を担います。
フェイスベールをおろしてあげることは、そのまま花嫁さまの安全と幸せを願うことになるのです。その為、生まれた瞬間から見守ってくれていたお母さまにお願いすることが多いのです。

もちろん、お父さまやご兄弟さま、親しいご友人さまが行うケースもあります。
絶対に母親でなければいけない!ということはないので、プランナーさんにお話ししてみてくださいね。

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魔除けの意味合いと一緒によく言われるのが “母親が手伝う最後の身支度” ということ。

今まで、生まれた瞬間から一番近くでずっと幸せを祈ってくれていたお母さま。
どんなことがあっても、どんなに悪い態度をとっても、自分の娘だからという理由だけでたくさんの愛情を注いでくれ、あなたのことを誰よりも一生懸命力強く守ってきてくれた存在だと思います。
そんなお母さまが「一番そばで見守っていくのは今日で最後だけど、これからは新郎さんが守ってくれるわね。たくさん幸せになるのよ。」という気持ちを込めて花嫁さまのお支度を完成させます。新郎さまの元に向かうその短い道を歩かせるのでさえ、幸せを邪魔するものがないようベールに精一杯の祈りを込めて。

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時間にするとほんの一瞬です。
でも、その瞬間にたくさんの想いがあふれます。

想いを込めるのはお母さまだけではありません。
今までたくさんの支度を手伝ってもらった花嫁さま。赤ちゃんの頃のおむつがえ。幼稚園の頃には、よく 「ばんざーい」 と手をあげて着替えをしたこと。寒い日に巻いてもらったマフラー。今まで本当にたくさんの身支度を手伝ってもらっていたことが思い出されます。
「当たり前にしてもらっていたけれど、あたたかい愛で包んでくれて、幸せな結婚が出来るまで育ててくれてありがとう。」
そんな感謝の言葉が自然とこぼれます。

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ベールダウンの時間は、普段はなかなか口に出すことのない気持ちを交換する機会にもなります。

バージンロードを歩くお父さまだけではなく、お母さまにも挙式でお役目を持っていただける点も魅力ですよね。

ベールダウンの方法

では、実際当日はどんな風に行われるのでしょう?

ベールダウンを挙式に取り込むには大きく2つのパターンがあります。

会場の作りや進行の流れによって、選べるかどうかも変わってきますので事前にしっかりとプランナーさんにご相談くださいね☆

ゲストにもご披露、バージンロードで

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こちらは入場後、バージンロードを歩く直前に、ゲストみんなに見守られながらお母さまにベールをおろしてもらうパターンです。
挙式の演出のひとつとして最近人気急上昇中です。
お母さまと視線をかわしながら涙ぐむ新婦さまを見て、ゲストのみんなも思わずうるうる。涙ぐみながらお父さまと歩く姿はよりいっそう神秘的な美しさをもちます。

<メリット>
・ゲストみんなに見てもらえ、挙式のアクセントになる。
・バージンロード前での雰囲気満点の写真が残せる。
・感動的な気持ちが高まった状態で挙式を行える。

<デメリット>
・お母様とあまり言葉をかわせない。
・会場によってはゲストの頭で写真に上手く写らない。

家族だけでしっとりと、入場前の前室で

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こちらは挙式が始まる前、本当に最後のお支度のタイミングです。
入場の前の待機場所である前室にお母さまに来てもらい、ベールをおろしていただきます。お母さまとふたり、もしくは見ているのはお父さまや新郎さまだけなので、緊張の少ない中で行われます。
また、椅子に座りながら行うことも出来るので小柄なお母さまでも安心です。
入場時の花嫁さまの表情には、改めて幸せになる!という決意が現れいつも以上に魅力的に見えるはず。そんな姿にゲストのみんなも感無量。

どちらのタイミングにしろ、花嫁さまの入場シーンは見ていてうるうるしてしまうものです。

<メリット>
・まわりを気にせずお母様と言葉をかわせる。
・写真にも素直な表情がうつりやすい。
・化粧直しが間に合う。(※とは言え、挙式前ですからあまりたくさんの時間はないので注意)

<デメリット>
・ゲストのみんなには直接見てもらえない。
・挙式の流れの中でのお母さまとのツーショットは残しにくい。

 

***
私がお手伝いをしていた会場では、基本的には前室でのベールダウンをおこなっていました。
ゲストのみなさんには入場まで少しだけチャペルの中でお待ちいただきます。
ベールダウンの際には、言葉を探して涙ぐまれるお母さまが多かったです。
そんなお母さまを見て花嫁さまもうるうる。ふたりで涙を流しながら照れ笑いをする光景などが見られました。
ゲストのみなさまに見つめられながらだと、なかなか緊張してしまいますよね。ふたりだけの空間でリラックス出来るからこそ、「幸せになってね」「今までありがとう」と応えるまでの会話が出来るのだと思います。
その後に「ほら!ちゃんと拭いて化粧直さなきゃ!」なんてハンカチを手渡してあげる姿が見られるのも、このタイミングならではです。

ゲストに見てもらえるバージンロードでのベールダウンを見かけることが増えていますが、個人的にはお母さまとの時間を大切に出来る前室でのベールダウンもおすすめです☆

先輩花嫁のベールダウン例

みんながどんなベールダウンを行っているのかも見てみましょう☆

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ベールダウンに、どれだけ娘を想う気持ちがこめられているか伝わりましたでしょうか?
こんなに親心のこもったベールをあげることを出来るのは新郎さまだけ。
つまり、最初に出て来た “ベールアップの儀式” には、
「これからはお父様お母様に代わって、僕が娘さんを守り抜きます!!!!!」
という誓いと、覚悟の気持ちがたっぷりこめられるわけですね。

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これ、ぜひとも新郎さまに伝えてあげてください。
ベールアップの際の表情が、よりキリリっと引き締まるはずです。

ベールダウンを行う際のポイント

母親にベールダウンの意味を事前に伝えておく

最重要事項がコレです!
意味を知っているのといないのでは気持ちの準備が全然違います。せっかくの機会なのに「なに?これをおろせばいいの?」なんてあっさり終わってしまわないよう、事前に意味をお伝えしてあげてください。
実際、結婚式の後で意味を知って、もっと前に知りたかった!というお母さまも多いようです。

綺麗にかがむ

ベールをおろしてもらうために花嫁さまは前かがみになりますが、猫背になってしまってはせっかくの写真が台無し。綺麗に腰を落とすのはなかなか難しいものです。
お母さまが丁寧におろしてくれている間に、太ももがぷるぷる…上手なかがみ方を練習しておきましょう。
そのためのポイントは、
①足は前後もしくは肩幅に開いてバランスをとる(スカートの中は見えないので安心!)
②体をくの字に曲げるイメージで猫背にならないように
③頭を下げたくなるけれど、首は下に向けない!視線だけななめ前の床を見つめましょう
④手はおへそのあたりで重ねておしとやかに

プランナーさんとの確認

途中でも少し触れましたが、会場によってベールダウンの流れは違います。写真にも残るので、ベールダウンのシーンがどう写るのかはしっかりと確認しておきたいですね。
前室が小さいので良い角度の写真が撮れない、ベールダウンの後にお母様が席に戻る通路がない、、、など、ベストタイミングはその会場によっても変わるもの。
自分の希望は伝えつつ、どのタイミングで行うのが良いかを会場を熟知しているプランナーさんに相談するのが一番です。

カメラマンさんへの希望

もし、こんなショットが撮ってほしいなど希望がある場合には、カメラマンさんに伝えておきましょう。当日のセレモニーはどれもこれも一度きりのことでやり直しはありません。後で、撮っておけば良かった・・・!なんて悔しい思いをしないためにもこだわりの多い花嫁さまは事前準備をしっかりと。

 

ベールダウンが出来ない場合とは?

神秘的な雰囲気で人気のマリアベールの場合

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レトロな雰囲気と繊細なレースがおしゃれな花嫁を演出してくれる素敵なマリアベールですが、フェイスベールがありません!
マリアベールの場合にはおろす部分がないのでベールダウンは出来ないのです。。。

〜では、どうする?〜

結婚式に身につけるアクセサリーとしてポピュラーなパールも、実はお守りの役割があるとされています。最後のお支度として、真珠のイヤリングやネックレスをお母様につけていただくのもとても素敵です。ちなみに、ティアラやクラウンをつけてもらう場合には戴冠式という呼ばれ方もある儀式なんです。

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日本の伝統、和装婚の場合

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ウェディングドレスが主流ではありますが、和装の結婚式もまた増えてきています。
日本人ならではの伝統的な結婚式も、結婚の儀式!といった感じで素敵ですよね。
ですが、和装の挙式の場合にはベールがないためベールダウンは行えません。

〜では、どうする?〜

安心してください。和装ならではのお支度の儀式があります。
会場によっても様々あるようですが、広く行われているのは末広の儀と紅置き(紅引き)の儀。末広の儀は、着物の胸元に扇子をさし込み花嫁姿を完成させます。
同じく紅置きの儀は、口紅の最後のひとさしをお母様に塗っていただきお支度を整えるものです。和装ならではの厳かな空気が漂いますね。

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〜家族の絆を感じて〜

子供の結婚式はとても嬉しい事だけれど、お母さまの心のどこかには淋しい気持ちも少し混じっているはずです。
それはきっと、花嫁さまも同じですよね。
新しい家庭を築いていくスタートの日だけれども、親子の関係はずっと続いていきます。
特別な日の最後のお支度 “ベールダウン” を通して、今まで自分を育ててくれた家族との絆を再確認しましょう♡

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