いま結婚式を挙げないナシ婚を選択するカップルが約3割いると言われています。
スマホも普及し、SNSや通信アプリを使えばすぐに人とのつながりを感じられる現代。
確かに、結婚式を挙げる必要性なんてないのかもしれません。
結婚式をしない、ナシ婚がひとつの選択肢にあがっているあなた。
一緒に、結婚式を挙げる必要性について、現役で結婚式の司会をしている筆者と一緒に考えていきましょう。
目次
結婚式をしない、ナシ婚の理由はどんなものがある?
最近では、結婚式をするか悩んでいる・結婚式をしなくてもいいという、いわゆる「ナシ婚」を考えているカップルが増えているという話を耳にします。
その理由にはどんなものがあるのでしょうか?
- 金銭的に余裕がない
- 結婚式を挙げるくらいなら旅行に行きたい
- 準備が大変
- 再婚だから
- 注目されると恥ずかしい
結婚式を挙げない理由は人によってそれぞれですが、もちろん考え方は自由だと思います。
私の元職場上司は「セレモニー感が強すぎて、まるで“見せ物”みたいだから」という理由で結婚式をしませんでした。
よくよく聞いてみると、「今まで出席した結婚式を自分たちに置き換えて考えるとなんだか鳥肌が立つ!ザ昭和!想像できない!自分たちらしくない!」ということでした。
……確かに、何だかわかるような気がします(笑)
でも、今はウェディングにもオリジナリティあふれる時代。
「自分たちらしくないからやらない」ではなく、
「自分たちらしい結婚式を作る」ことができるのです。
結婚式って何のために行うの?
そもそも、なぜ結婚式を挙げるのかについても考えていきましょう。
結婚式をする上で考えたい3つのこと
結婚式は婚姻を成立させるため、もしくは確認するためのものですが、大切なことはこの3つです。
- 結婚をお披露目する
- 家族やゲストに感謝を伝える
- 家と家の繋がりを深める
結婚式とは、まず第一に、親族や上司、友人など、これまでお世話になった皆さんに直接結婚の報告ができる場です。
その大切な皆様に報告し、感謝の気持ちを伝えると同時に、「これから夫婦で人生を歩んでいくんだ」というケジメにもなります。
また、結婚式は両家の顔合わせができる数少ない機会。夫婦にとって親族とは、今後の人生において何かあったときに助けてくれたり、お付き合いを通じて仲を深めていく方々にもなりますので、結婚式はとても重要な役割を担います。
今の時代、結婚式の形は自由でいい
どうしても金銭的に難しい……と、いろいろ考えたうえでのナシ婚もあると思います。
しかし、時代の変化とともに結婚式の形も多様化してきています。
少人数での結婚式や結婚式ローンなど結婚式を叶える方法は正直、いくらでもあります。
もしもあなたが結婚式をしない理由が「お金がない」だけなら、それはもったいないこと。
それならお金はかけなくても、どんな形でも結婚式はした方がいいです。
結婚式を挙げないカップルは8割が離婚していた!?
ゲストハウスウエディングを展開しているアニヴェルセル株式会社が発表した調査によると、
「離婚歴のある人の8割は結婚式を挙げてない」という衝撃的な数字が……
*出典:http://www.anniversaire.co.jp
結婚式を挙げることは、その後の夫婦関係に大きく影響するといえそうなこの結果。
結婚式をするかしないかで、なぜここまで大きく差が出ているのでしょうか?
この点において考えられることを、このあと結婚式の司会者の目線でお伝えします。
「結婚式をやってよかった!」と思う大きな理由
結婚式の準備期間中、司会者との打ち合わせがあります。その中で、
「挙げるつもりがなかったけど親がどうしても結婚式をしてほしいというので……」
「いまものすごく準備が大変で。喧嘩も多いし、何のために準備しているのかわかりません」
という声、本当によく聞きます。
しかし、そんな風に言っていたカップルも結婚式の後には決まって「結婚式をやってよかった!」とおっしゃるんですね。
結婚式当日の新郎新婦さまを見ると、初めてお会いした時より絆が深まっているのがわかります。
結婚式準備を通してお互いを理解できる
初めてのことだらけで、何かと決めることが多い結婚式の準備。
時にはお互いの意見をぶつけたり、時には両家の言い分も聞かなければいけないこともあるかもしれません。
ですが、考えてみれば結婚生活はもっと大変なことだらけです(笑)
結婚式をするという、大きな試練を夫婦で乗り越えることができたら……。
きっと今後の結婚生活も一緒に乗り越えていくことができると思います。
結婚式の準備を進めていくにつれ、今まで知っているようで知らなかったお互いのことを理解することができた、と感じる方々が多いです。
また、パートナーだけでなく相手の親との仲が深まったと感じる人も多いようです。
結婚準備中のケンカを乗り越える花嫁の心構えについて、こちらの記事でまとめています。結婚準備中に喧嘩をしたことある夫婦は7割以上(!)なので自分ゴトとして読んでみてくださいね。
写真や映像で残る結婚式の感動
結婚式の様子を写真や映像に残しておくことで、そのときの感動を何度も味わうことができます。その後の結婚生活の中で、マンネリを感じたりケンカしたり時にその写真や映像が夫婦の間を取り持ってくれるかもしれません。
ビデオ撮影やプロのカメラマンに頼まず、「親族や友人にお願いしよう」と思う人もいますが、私はプロのカメラマンに頼むことを強くおすすめします!
なぜならプロが撮影した写真や映像は、何年たっても当時のことを鮮明に、ドラマチックに思い出せるものになるからです。
もちろん、ゲストカメラマンでも素敵な写真もあるのですが、せっかくのシーンでピントが合っていなかった、同じようなアングルからの写真しかないなど、よくある話なんです。
プロカメラマンは、やはりプロです。あらゆるシャッターチャンスを逃しません。
例えば、
- スピーチ前の緊張する友人の様子
- サプライズがあった時のおふたりの表情
- バージンロードを歩く時のお父様のなんとも言えない表情
など、すべてがドラマチックに写真に残ります。
そうすることで何年たってもそのシーンを鮮明に覚えていることができ、夫婦の共通の思い出として振り返ることができるのです。
「この時こんなことがあったよね!」
「びっくりした表情してたよね!あの時のこと今でも思い出し笑いしちゃう!」
「準備が大変だったけど、この演出やってよかったなぁ」
こうしておふたりにとって大切な思い出が形に残るのも結婚式ならでは。
この記事には結婚式での父と娘の写真がまとめられており、見ていて思わずうるっときてしまいます……こんな写真が撮ってもらえたら「結婚式を挙げてよかったなぁ」といつまでも思えますね。
当日の数時間だけが結婚式ではない!
仕事をしながらの打ち合わせや準備は正直面倒……と思うこともあるかもしれません。
結婚式は新郎新婦だけのものではなく、ひとつの家と家との繋がりでもあります。
自分たちの意見だけではなく、両親や親戚の意向も大切にして挙式の有無を決めていきましょう。
「本当は結婚式するつもりじゃなかったけど、やってよかったね!」
「仕事と結婚式の準備に追われてどうなることかと思ったけど、なんとかなったね!」
そうした共通体験の密度が濃くなればなるほど、より夫婦として強くなると思います。
結婚式の準備を進めていきながら、ぜひ自分たちらしい結婚式を作り上げていってくださいね♡
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