プロポーズの言葉とともに贈られる婚約指輪は、永遠の愛と幸せのシンボル。
どんな指輪を選んでくれたんだろうと、あの小さな箱を開けるときを想像するだけで、ドキドキしますよね。

だけど男性側からすれば、数ある婚約指輪からたった一つを選ぶのは、至難の技。
そもそも婚約指輪って何のために贈るの?どんな種類があるの?どうやって選べばいいの?

世の男性の疑問に、一挙解答いたします!

婚約指輪ってそもそも何?

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婚約指輪(エンゲージリング)とは、愛する気持ちを相手に伝え、結婚の約束として男性から女性に贈る指輪のこと。
そのルーツは古代ローマ時代まで遡ると言われ、結婚指輪よりも長い歴史を持つそうです。
当時、結婚は個人の恋愛よりも家族同士の一種の約束(契約)と考えられていたため、その約束のしるしとして指輪を送っていました。

なぜ薬指にはめるの?

婚約指輪が習慣化されはじめた古代ローマ時代、「人の心は心臓に宿る」と考えられていました。

ギリシャ神話では、左手の薬指と心臓は血管で直接つながっていると信じられており、そこに永遠と輪廻の象徴であるリング(円)をはめ、「ふたりの愛が永遠に結びつくように」と祈りを込めて、左手の薬指に結婚指輪をはめるようになったといわれています。

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ちなみに、西洋の慣習では、指輪を人差し指にはめれば「大胆」、中指にはめると「分別」、薬指なら「愛情」、小指にはめると「傲慢」の印といわれています。

婚約指輪はみんな貰ってるの?割合は?

「ゼクシィトレンド調査2015」の調べでは、約6割のカップルが婚約時に指輪を購入しています。

女性の憧れの象徴である婚約指輪ですが、婚約時代しかつけず、しかも結婚後はあまり使う機会がないという現実的な理由から、婚約指輪をもらうのを躊躇してしまう方も一定数いらっしゃるようです。
その場合は、婚約指輪の代わりにダイヤ入りの結婚指輪にするという方が多いようですね。

婚約指輪をつけるタイミングは?

婚約のあいだに愛のしるしとして身につける婚約指輪。
その役割はやがて結婚指輪に引き継がれることになります。
だからと言って、せっかくの婚約指輪をしまったままにしておくのはもったいないですよね。
一般的には下記のようなタイミングで身につける方が多いようです。

  • 結婚式へ出席するとき
  • 記念日などで出かける高級レストラン
  • クラシックコンサートやフォーマルなパーティーなど
  • お子様の入学式や卒業式
  • 彼の実家にいくとき
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豪華なデザインの婚約指輪の場合は、「ちょっと特別な時」を選んで身に付けるという方が多いようですが、シンプルなデザインの指輪をチョイスして結婚指輪と重ね付けし、普段使いとして身に着ける方も増えてきているようです。
結婚後にどんな場面で身につけたいのかを考えながらデザインを選ぶのも良いかもしれませんね。

代表的な婚約指輪のデザイン4パターン

婚約指輪は永遠の愛を誓い、一生使うものなので、飽きることのないデザインが求められます。
以下に代表的な婚約指輪デザインの4パターンをご紹介します。

(1)ソリティア

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ソリティアは婚約指輪の人気ナンバーワンのデザイン。
一粒ダイヤを立て爪で支えるフォルムは、みなさんが真っ先にイメージする婚約指輪のデザインではないでしょうか。

立て爪の数は4本と6本が主流です。6本立て爪はティファニー社が考案したことから「ティファニーセッティング」と呼ばれています。
ダイヤモンドの美しさがもっとも引き立つデザインといわれ、この「ソリティア」が不動の人気を誇るものにしています。

ソリティアデザインについてはダイヤモンドをもっとも美しく魅せる婚約指輪「ソリティア」のデザインの魅力をご紹介で詳しく紹介しています。ぜひご覧ください♪

(2)メレ

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フランス語で小粒な石、ごちゃごちゃとした、混雑したという意味を表す「メレ」。
その名前のとおり、メインの宝石のまわりに小粒のダイヤがあしらわれています。
小粒ダイヤが添えられることで、メインの宝石の輝きを引き出しつつ、ボリューム感を演出することができます。
また、メレダイヤの配置や装飾方法によって印象が変わるため、デザインに幅を持たせることができます。

(3)パヴェ

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フランス語で石畳を表す「pavesパヴェ」。
その名のとおり、石畳のようにアームに宝石を敷き詰めるデザインです。
特徴はなんと言ってもその豪華さ!個性的で目に留まるデザインですね。
基本的にパヴェタイプの婚約指輪のお値段は高くなりがちのようです。
また、パヴェタイプはアームに宝石が敷き詰められているため、一般的にサイズ直しは難しいのと、アームのダイヤが取れやすいという点に注意が必要です。
でもそのゴージャスな魅力はそれを上回るものがありますね。

(4)エタニティ

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同じサイズの宝石がアームに並べられたデザイン。切れ目のない宝石の連なりが“永遠の愛と絆”を意味することからエタニティ(永遠)の名が冠せられました。
宝石がぐるっと全周しているタイプを「フルエタニティリング」、半周程度留められたものを「ハーフエタニティリング」と呼びます。
そのファッション性の高さや重ね付けのしやすさから最近人気が出てきているようです。
パヴェタイプと同様、サイズ直しとダイヤが取れやすいという注意点も。

ダイヤモンドを選ぶ基準“4C”

ダイヤモンドの価値は国際基準で統一されていて、みなさんご存知の大きさ(重量)=カラット数(Carat)だけではなく、色(Color)や透明度(Clarity)、カット技術(Cut)で決められており、それぞれの頭文字をとって4Cと呼ばれています。

カラット重量(carat)

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ダイヤモンドの重さを表す指標です。
1カラット=200ミリグラムとして規定されています。
ポイントとして重さを表す指標なので、カラット数が2倍だと目に映る大きさ(直径)が2倍になるというわけではありません。
例えば0.2カラットだと直径3.8mm、倍の0.4カラットだと直径は4.8mmとなります。
以前ご紹介したみんなどうしてるの?気になる結婚指輪のお値段、材質、選び方について調べてみました☆でもご紹介しましたが、婚約指輪には0.3~0.4カラットを選ぶ方が一番多いようです。

色(color)

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出典:eikajapan.com

ダイヤモンドは何色?と聞かれても「無色」と思われるかもしれませんが、完全無色透明なダイヤモンドはむしろとても少なく、少し黄色味を帯びています。
無色に近づくほどランクが高くなり、「D」から「Z」までランク付けされます。
「D」が最も無色で、「Z」に近づくほど黄色味を帯びています。

透明度(Clarity)

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出典:http://diamond-neosta.com/

天然ダイヤモンドは数億年かけて形成されます。
その間にダイヤモンドには内包物など含まれます。
その内包物の多さやキズの具合などによるランクをクラリティ(透明度)といいます。
内包物の大きさ、多さ、位置などによって「FL」から「I」までランク付けされています。

  • FL(フローレス):10倍で見ても無傷の状態
  • IF(インタナリーフローレス):10倍で場合に重要でない微小な欠陥のみがある
  • VVS(ベリーベリースライトリー):10倍で見た場合にようやく発見し得る微小な欠陥がある
  • VS(ベリースライトリー):10倍で見た場合に多少発見することができる軽微な欠陥がある
  • SI(スライトリー):10倍で見えやすいまたは非常に見えやすい明瞭な欠陥がある
  • I(インパーフェクト):フェースアップで肉眼で見えることがある顕著な欠陥がある

当然「FL」が希少なので価格も高くなります。

カット(Cut)

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ダイヤモンドの輝きや煌めきを決定づける一番大切な要素で、4Cの中で唯一、人間の技術を評価したものです。
フィニッシュ(研磨状態)とシンメトリー(対称性)などの要素を統合的に見てプロポーション(総合評価)としてランク付けされます。
ランクには次の5つがあります。

  • Excellent(光学的にも理想な最上級品)
  • VeryGood(理想的)
  • Good(良好)
  • Fair(やや劣る)
  • Poor(劣る)

また、婚約指輪のカットでは「ハートを射止める」デザインとしてダイヤモンドの裏側にハートが映る「ハート&キューピッド」が人気のようです。

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婚約指輪はダイヤモンドじゃないとだめなの?

永遠の輝きを表すダイヤ。
婚約指輪=ダイヤモンドというイメージをみなさん持っていますよね。
「ゼクシィトレンド調査2015」によると、婚約指輪を購入したカップルの94%がダイヤモンドを選択されているようです。
ただ、ダイヤモンドでなければいけないという明確な決まりはありません。
実際に昔はダイヤモンド以外の宝石を使った婚約指輪は決してめずらしくありませんでした。
1970年代にアメリカの宝石会社デ・ビアス社の「婚約指輪は給料の3ヶ月分」というキャッチコピーが大きな評判を呼び、婚約指輪の宝石としてダイヤモンドが日本でも定着するようになったのです。
人によって誕生石をチョイスしたり、人とは違うデザインにするためにあえてダイヤモンドを選ばないというのもオシャレかもしれませんね。
ちなみに、ダイヤモンド以外の宝石だとサファイアやルビーが多く選ばれているようです。

まとめ

今回は婚約指輪の歴史や役割など「そもそも婚約指輪って何?」というところからご紹介させていただきました。
今後もオシャレで洗練された婚約指輪の情報をお届けしてまいります。
お二人にふさわしい運命の婚約指輪が見つかりますように。

 

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