結婚式はなにかと花嫁さまがクローズアップされがち。
ですが、主役はおふたりであることを忘れてはいけません!そう、新郎さまも花嫁さまと並ぶ主役のひとり☆
「新郎」として、結婚式を迎えるにあたり、彼にはそれぞれの場面に応じた大切な役割があります。
今回のWeddingTipsでは、これから結婚式を迎える新郎さまへ……☆
結婚式準備中の心構えや、彼女を支えるべきポイント。そして結婚式当日の立ち居振る舞いまで。
是非彼と彼女一緒に読んでほしい!【新郎の役割】について元プランナーの筆者が解説いたします!
新郎がやるべきこと~結婚式を迎えるまで~
まずは「まだ結婚式の準備をはじめたばかり!」という新郎さま必見。これから結婚式の準備を迎える中で心掛けてほしいことをお伝えします☆
式場選びはお互いの意見をしっかり話し合う
結婚式準備のファーストステップといえば、式場探し。きっと彼女の理想もたくさんあることでしょう。けれど、完全に彼女任せにならないようにしてあげてください。
なぜなら、結婚式場選びはふたりで事前に話し合っておくべきことがたくさんあるからです。
- 結婚式にかける予算はいくら?
- 結婚式の日はいつくらいにする?
- 結婚式に招待するゲストは何人くらい?
これらは、新郎さまと花嫁さまだけではなくご両家のご両親も含めて話し合っておくべき大切なこと。
ひとまず、新郎さまと花嫁さま二人で「結婚式はどうする?」を話し合ってみてください。
その際には、是非こちらの記事を参考に♡
結婚式の費用については「【気になる結婚式の費用】元プランナーが予算の立て方を徹底解説します!」で、予算の立て方の基本知識、そして支払うタイミングの注意点や話し合いをするときのポイントなどをご紹介。
結婚式の日程は、いつ挙げるのかでメリットデメリットもあります。「どの時期が一番いいの?結婚式の日取りの決め方ガイド【季節編】」では、各月ごとにメリットデメリットをご紹介しています!必読です☆
招待するゲストについては「知るだけでスムーズ!結婚式、招待するゲストの決め方講座【先輩カップルのデータ丸わかり!」で、実際に先輩カップルが何人くらい招待しているかや、ゲストを決めるときの手順などをわかりやすく解説しています。
またオリジナリティのある結婚式を目指すなら、ふたりらしいテーマを決めてみても♡
「ぴったりな結婚式のテーマが必ず見つかる!テーマ講座♡決定版」では、テーマ決めるメリットや、具体的なテーマ案をご紹介。『こんな結婚式がしてみたい!』なヒントが見つかるかもしれません♪
相手に自分の気持ちを伝えること、相手の意見を聞くことは絆を強くするためにも、とても大切な作業なのです♡
新郎さまも衣装にこだわってみて♡
結婚式の衣装といえば、こちらも何かと注目が集まってしまいがちなのがウェディングドレスやカラードレスなどの花嫁さまの衣装。
ですが、隣で歩く新郎さまのタキシードも重要です!
新郎さまに似合っているかはもちろん、お互いの衣装のバランスや、会場の雰囲気に合っているのかも新郎さまの衣装を選ぶ基準!
「【花嫁の最高のエスコート役に♡】新郎衣装の選び方のポイント」では、新郎さまの衣装あわせの流れや、選ぶ上でのポイント、またセンスアップのための小物選びのコツなどもご紹介しています。
花嫁さまの試着は一緒に行かないという手もあり!なぜなら……
とはいえ、衣装選びといえばやっぱり主に時間がかかるのは花嫁さま側。
試着中も、花嫁さまのドレス選び→着替え→試着チェックでおおよその時間を費やします。その間、新郎さまはちょっと携帯を触って時間つぶしをしてみたりと、少し退屈そうな様子……。
それに新郎さまと花嫁さまのスケジュールがなかなか合わず、思うタイミングで試着に行けないことがふたりにとってストレスになってしまうことも……。
であれば!
いっその事、花嫁さまの試着に新郎さまは立ち合いせず、ご家族やご友人と楽しむ♪という手もありますよ。なぜ、新郎さま抜きの試着をおすすめするかというと、結婚式当日の「ファーストミート」というサプライズ演出につながるから♡
結婚式の日に初めて新郎さまに花嫁さまのドレス姿を見てもらうんです♪
「男性プランナーイチ押しの結婚式の演出!海外でも人気のファーストミートをご紹介♪」では、ファーストミートの瞬間をとらえた素敵な写真とともに、ファーストミートの魅力について解説しています。
新郎さまの衣装はふたりで一緒に決めて、花嫁さまの衣装は結婚式までナイショ☆で、一生忘れられない瞬間を残してみませんか?
「何でもいいよ」はNGワードと思うべし
「結婚式の準備中は、よくケンカするらしい」なんてこと、聞いたことありませんか?
それ、意外と外れてはいないんです。
筆者はプランナーとして10年間、たくさんの新郎新婦さまの担当をさせていただきました。
正直、その中で全くケンカせずスムーズに結婚式を迎えたカップルよりも、大小あれどケンカしてしまうカップルの方が多かったように思います。
その中でも多かったケンカの原因が「彼が準備に協力的じゃない!!」という花嫁さまのお怒り。
この後にご紹介しますが「手作りを手伝ってくれない!」や、「なんでも決めることは私任せにして!!」というお怒りも。
確かに打ち合わせ中、よく見る光景に……
花嫁さま:「どれにする?」
新郎さま:「何でもいいよ」「好きな方でいいよ」
という会話がよく聞かれます。
新郎さまからすれば、「何でもいいよ」は、「キミの好きにしていいよ」という意味。
ですが、花嫁さまからすれば「何でもいいよ」を繰り返し聞いていると「どうでもいいよ」と聞こえてしまうそう。
ここは複雑な女心……
とはいえ、あんまり意見を言い過ぎるのも「私とアナタの好みは違う!」とこれもまたケンカの原因に(苦笑)
そのあたりのさじ加減は、花嫁さまの様子を見守ってあげてください。
花嫁さまはその見守りも愛のカタチと受け止めて、新郎さまの魅力を改めて感じるはずですから♪
結婚式を控えた花嫁さまが時に陥ってしまうマリッジブルー。「私、本当に結婚していいの!?プレ花嫁を悩ますマリッジブルーの実態」では、マリッジブルーになってしまうきっかけや、解決法までを解説!花嫁さまがマリッジブルーになってしまう前に是非読んでおいてください。
花嫁DIYは花嫁だけが作るものではない
結婚式で使うアイテムを手作りすることを「花嫁DIY」と呼んでいます。
前述の通り、花嫁さまがストレスを抱えるきっかけの一つとして、この花嫁DIYを「私ばっかりが頑張って、彼が手伝ってくれない!!!」というシチュエーションがあります。
私もプランナー時代、この花嫁さまの愚痴を何度聞いたことでしょう……。
個人的な意見としては、この「花嫁DIY」という名前自体がいかがなものなのか?とも思うのですが……。
手作りするのもは結婚式で使うもの。つまりは、ふたりの結婚式なのだから、ふたりで作るべきアイテムなのです。
お互い、手作業にも得意不得意があると思います。そんな時に役立つのがTODOリスト。
付箋を使って「いつ」「誰が」「何を」作るのかを明確にしておきましょう。そうすることで、お互い作業の進捗状況も把握できますし、遅れているようであれば手伝ってあげることもできますね♪
あくまでも、結婚式で使うアイテムを手作りするのは『ふたりの共同作業』であることを忘れないであげてください☆
「結婚式DIYまとめ♡初心者さんや不器用さんでも手作りできるアイテムリスト」では、手作りにおすすめのアイテムをご紹介しています。おふたりで一緒にチェックしてみてください。
新郎としての心構え~結婚式当日~
そしていよいよ結婚式当日。
楽しみな反面、ドキドキ緊張感やちゃんと滞りなく進めることができるのかという不安も入り混じっていることでしょう。
そこで結婚式の日、新郎さまはどのように振る舞うべきなのかを解説していきます!
入り時間は花嫁より遅め。だけど……
基本的に、新郎さまは花嫁さまよりも入り時間が後になります。これは、花嫁さまの方がヘアメイクに時間が掛かってしまうためです。
もちろん、結婚式当日に遅刻!なんて事態にならないように、早めに到着できるよう準備は進めておきましょう。
また、忘れ物にも要注意。花嫁さまの持ち物と、新郎さまの持ち物それぞれを前日までにしっかりと確認しておくようにします。
もちろん、花嫁さまの入り時間に合わせて新郎さまが来館してもOK。
花嫁さま側のゲストの視線もあることを忘れずに
結婚式には、久しぶりに再会する友人や親族などがたくさん来てくださいます。だから、新郎さまはどうしても新郎側ゲストに気が向きがち。
ですが、忘れてはいけないのは花嫁さま側のゲストもたくさん来られているということ。
結婚後は、花嫁さま側ゲストとのお付き合いもはじまります。
お支度終了ご挨拶に出てみても
多くの式場では花嫁さまは、挙式直前まであまりゲストに姿を見せることはありません。ですが、新郎さまはお支度が整い次第ゲストのもとへ挨拶に出向いてもOK。
続々到着するゲストへ、新郎自ら挨拶に行くと、ゲストからも好印象に映るはず☆
その時も、もちろん花嫁さま側のご家族やご親族はもちろん、ご友人や余興や受付を担当してくれる方々にもお声掛けも忘れないでおきましょう!
立ち居振る舞いで最も気をつけるべきは『姿勢』
結婚式本番中、意識するのを忘れないで欲しいのが『姿勢』です。
常に背筋を伸ばす意識を
猫背になってしまうと、どうしても頼りなく、そして暗い印象を与えてしまいがち。凛々しく、頼もしく見せるためには、背筋をピンと伸ばしす意識を保つようにしましょう。
お辞儀は腰から曲げる
結婚式の間は、お辞儀をする場面もたくさんありますね。例えば「新郎新婦入場」のシーン。扉が開き、一歩会場の中に入るとまずはゲストに向かってお辞儀をします。
照れくさくって、頭をペコペコと下げてしまいたくもなるかもしれませんが、ココはビシッときめるところ。
正しいお辞儀は、肩の力を抜きつつも腰からまっすぐに上体を倒して、ゆっくり15度程度曲げます。表情は、少し口角を上げる意識を持って。
花嫁の半歩先を歩くけれど
結婚式の間、新郎新婦さまが移動するときには(花嫁さまが、軽く手を添える程度に)腕を組みつつも、新郎さまは花嫁さまよりも半歩ほど前を歩きます。これは、花嫁さまを少しリードしているような振る舞いになるから。また、ドレスを踏まないようにするコツでもあるんです。
ここで注意して欲しいのが、気持ちも半歩前のままにならないこと。
ドレスを着た花嫁さまは、足元はドレスの裾が重なり、また慣れない高いヒールを履いていることもあって、とても歩きにくい状態です。
花嫁さまに目もくれることなく、ただ前を進んでしまうのは、花嫁さまとしては少し寂しい気持ちに……。
話してくれる相手に目を向ける
披露宴中の余興やスピーチのときはもちろん、食事歓談中に新郎新婦さまの元にゲストが来てくれた時には食事をしている手を止め、しっかり相手の方を見るようにします。“食べながら話を聞く”のはマナー違反。
とはいえ、手元に美味しそうなお料理があるのに食べられないのは、残念なんですけどね……。
式場によっては、結婚式終了後に控え室で食べさせてくれたり、簡単に食べることができるようにお肉などはカットした状態で出してくれるところもあります。
気になる場合には、担当プランナーさんに確認してみましょう。
新郎最大の見せ場は『新郎謝辞』
結婚式中、新郎さま最大の見せ場といえば、披露宴のいちばん最後にある「新郎謝辞」。
結婚式の締めでもあり、新郎さまの印象を大きく与えるシーン。
「<新郎必見>謝辞で感動を生むために外せない5つの重要なポイント」では、謝辞をするにあたっての心構えなど、新郎謝辞にオススメの例文を取り入れながら「新郎謝辞」について詳しく解説しています。
花嫁さまと一緒に是非読んでみてください。
そして新郎さまの出番といえば、披露宴最後の「新郎謝辞」と、もう一つ「ウェルカムスピーチ」もあります。
ウェルカムスピーチは必ずしなくてはいけない項目ではありません。ですが、この数年多く取り入れられている演出。披露宴の冒頭で、新郎さまよりゲストの皆さまへ「足を運んでくださったことのお礼」や「結婚式をゆっくり楽しんでください」というメッセージを伝えます。
ウェルカムスピーチは、挙式後の緊張をなごます演出でもありおすすめです♪
現役の司会者さんがライターを務めた「悩めるご新郎さま!好感度アップのスピーチとは?ウェルカムスピーチから謝辞まででプロ司会者がお伝え!」では、ウェルカムスピーチと新郎謝辞について、好感度アップの秘訣を解説!
結婚式はふたりの絆を強める大切なきっかけ
結婚式の準備から、結婚式当日まで新郎さまの役割についてご紹介させていただきました。
新郎さまも花嫁さまもお仕事を続けながらの結婚準備となることも多いと思います。多忙の中だと、どうしても相手を思う気持ちを忘れがちに。
ですが、結婚式はふたりにとって一生の記念となる大切なビッグイベント。
自分の気持ちを伝え、相手の気持ちも尊重すること。そんなコミュニケーションの積み重ねが、結婚式というビッグイベントを通してふたりの絆を強めてくれるはずです。
この記事を読んでくださった新郎新婦おふたりの結婚式が、最高の思い出となりますように……。
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