結婚準備がはじまると、多くの花嫁さまが経験しているご両親との喧嘩……。
結婚式を控えた大切な時期に、ご両親と衝突してしまうだなんて辛いですよね。しかしご両親も我が子の結婚をとても楽しみにしているが故の想いもあり、抑えきれない感情をお持ちだと思います。
結婚準備中に親子喧嘩してしまう原因については前編でご紹介させていただきました。
今回はご両親との喧嘩を未然に防ぐべく、結婚式の準備でご両親が気にしがちな項目をご紹介します。
いずれも私が約10年間プランナーをしていた中で、多くの親御様が気になさっていた項目です。
あなたのご両親も気にされている項目がこの中にあるかもしれません。
ご両親から声を掛けられるその前に、是非率先して確認をしてみてください。
その積み重ねがご両親を安心させ、喧嘩にならない関係性を作ることが出来るんですよ☆
目次
結婚式の準備を進めるなら親へ相談するべき5つの項目
結婚式の準備を通してご両親に相談すべき項目は、結婚式場を決定する前から始まっています。
みんなが快く結婚準備を進めることができて、そして安心して結婚式を迎えられるよう、抜かり無くご両親へ相談を!
親の理想と違っていることは珍しくない「結婚式のスタイルを決めるとき」
皆さまは「こんな結婚式がしたいな☆」と思う結婚式のスタイルを既にお持ちですか?
- 大勢の人を招待して華やかな結婚式にしたい!
- 親族だけでこじんまりとアットホームな食事会が理想♪
- 海外で素敵な海の見えるチャペルで挙式が夢だった♡
花嫁さまが10人いれば、理想とする結婚式のスタイルは10通り。そしてそれは、ご両親も同じです。
新郎新婦のおふたりがこじんまりとした結婚式がしたいと思っていても、ご両親はより多くの人に我が子の晴れ姿を見て欲しいと願っているかもしれません。
自分たちが思う理想の結婚式のスタイルと、ご両親が思われているスタイルとは必ずしも同じだとは限らないのです。
まず結婚式の準備をはじめるときには、自分たちが理想とする結婚式のスタイルを話し合った後、ご両親にもお伺いを立ててみましょう。
結婚式のスタイルを決めるときは結婚式準備のスタートラインであり、おおよその招待人数や予算を立てる重要なタイミングでもあります。
花嫁さまと新郎さま、そしてご両家のご両親が【理想の結婚式】を共有出来た状態で結婚式の準備をはじめるのがベストですよ☆
招待人数を決めるコツはこちらで詳しくご紹介しています☆
予算を立てるときにはこちらの記事も合わせてチェックしてみてください。「結婚式の予算ってどうやって決めるの?」そんなあなたの疑問にお応えしています♪
結婚式場を契約……ちょっと待って!念のため親にお伺いを
「好きなところで決めてきていいよ」そうご両親に言われていても、結婚式場を正式契約する前には必ずご両親に了承をもらっておきましょう。
「好きなところで決めてきていいよ」には言わなくても分かっているだろうという意味も込められています。
ご両親の場合は、結婚式場の雰囲気よりも以下の項目を気にする方が多いです。
- お日柄
- 立地環境
- 更衣室の数や控え室の広さ
ご両親に相談する際には、見て分かりやすいように控え室の写真を撮っておいたり、立地が悪い場合にはバス送迎の有無や駐車場の広さ等を確認しておいて安心材料を揃えておきましょう。
こちらの記事では、現役のプランナーがブライダルフェアに参加したときのチェックポイントをご紹介しています。ご両親が気にしがちな控え室のチェックの仕方なども解説していますので参考にしてみてください♪
「招待状の差出人は誰?」昔と今の変化
本来結婚式は「両親が結婚する我が子のお披露目をする」という目的で催されていたものでした。そのため招待状の差出人欄には、ご両家のお父様のお名前を連名で並べるのが一般的だったんです。ご存知でしたか?
しかし昨今の結婚式スタイルの変化もあり、主催はご両親から新郎新婦へ。合わせて招待状の差出人欄も、お父様のお名前から新郎新婦おふたりのお名前へと変化しつつあります。最近では比較的多くの割合で新郎新婦のお名前が差出人欄に明記されていますよね。
新郎新婦のお名前が差出人欄に書かれていても何の違和感も感じない方も多いのではないでしょうか?しかし、それは新郎新婦世代の話。
ご両親世代はまだまだ「?」と思われる方も少なくないのです。
招待状の投函日は目安が【結婚式の約2ヶ月前の大安】となっています。
リミットがあるため、招待状を印刷した後にご両親から反対があった場合、再印刷が間に合わず投函日をずらすなどプチトラブルが発生してしまう可能性も……。
招待状の打ち合わせは、結婚式の打ち合わせが始まった初回で行われることがほとんどです。
打ち合わせに備えて事前にご両親には、招待状の差出人欄のことを確認してみてください。
そうしておくと、打ち合わせも招待状の印刷もスムーズに進みますよ♪
ゲストに精一杯のおもてなしをしたいのはご両親も同じ。料理は確認必須!
結婚式でゲストに提供するお料理は、使用する素材などから簡単にランクが分かってしまうものです。
料理は招待されたゲストにとって、老若男女誰もが楽しみにしていること。
ゲストをもてなすホストの役割は、新郎新婦はもちろんご両親も同じ立場です。
そのため、ゲストが何よりも楽しみになさっているだろうお料理は、多くのご両親が気にされている項目。
結婚式のお料理を決定するときには、必ずご両親へ金額だけではなく料理の内容も含めて相談しておきましょう。もし試食会などがあればご両親にも参加してもらうのが賢明です。
私がプランナーをしていたときにも、試食会はご両親に積極的にご参加いただくようお願いをしていました。
新郎新婦様だけでお料理を決めた後に、ご両親からの異議があり変更したことが一度や二度じゃないからです。
大切な結婚式です。ゲストへ精一杯のおもてなしをしたいと思われるのはご両親も同じなんですね。
試食会中、両家で色々ご相談されながらお食事されている光景も素敵でしたよ。皆さまで結婚式の準備を楽しんでらっしゃるのが伝わりました♡中には「予算が無いから料理のランクアップは諦めていたけど、親がランクアップ分援助してくれるらしいです♪」なんて喜ばれている花嫁さまもおられたり☆
知ってますか?引出物は両家からゲストへという意味があること
引出物と引き菓子。熨斗(のし)に明記されているのは
- 引き出物は両家の名字
- 引き菓子は新郎新婦の下の名前
になっているのはお気づきでしたか?
これは引出物は「両家からゲストへ」という意味があり、名字に。
引き菓子は「新郎新婦からゲストへ幸せのお裾分けを」との意味からおふたりのお名前が記載されています。
つまり引き出物はご両親からという意味があり、引き出物の内容次第ではご両親の顔に泥を塗ることにもなりかねないのです。
引き出物の予算や品数は、地域によって風習の差がかなりあります。もちろん両家によっても全く違うことも少なくありません。そのことをご存知だからこそ、ご両親も引出物はとても気にされているポイント。結婚式場から引出物等のカタログをもらったらご両親と一緒に眺めながら相談する機会を設けましょう♪
引出物の相場や選ぶときのポイントはこちらの記事で解説しています。
親が心配しそうなことを知る=皆んなで楽しく結婚準備を進めるコツ
結婚式の準備を進める中で、ご両親が気にしがちな項目をご紹介しました。
もう結婚する年齢になったとはいえ、あなたはご両親からすればいつまでも可愛い子どもであることに違いはありません。
「ちゃんと準備出来てるのかな?」「あの子たちちゃんと分かってるの?」と心配なあまりついつい口出ししたり、干渉しちゃったりするんです。
ご両親をヤキモキさせる前に安心させてあげてください。そうすることで喧嘩も回避でき、頼もしさすら感じてもらえるかもしれません。
結婚式を笑顔で迎えるために出来ること、積み重ねていきましょ☆
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